もうすぐ受験シーズンですね。 来年受験の小学6年生は、受験科目に英語はまだありませんが、 中学受験で英語を使うようになるのも時間の問題かもしれません。   それにしても、 最近の中学生って、どうやって英語を勉強 […]
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ミニミニ音声学 発音記号って何?

アメリカ英語,イギリス英語の違い

もうすぐ受験シーズンですね。

来年受験の小学6年生は、受験科目に英語はまだありませんが、

中学受験で英語を使うようになるのも時間の問題かもしれません。

 

それにしても、

最近の中学生って、どうやって英語を勉強しているのでしょう。

 

クラスのたいていの子は、塾に行っているのでしょうか?

皆さんの周りの中学生は、学校の英語の予習ってしますか?

 

リスニング・スピーキングと発音記号について

 

もう何十年も前の話で恐縮ですが、

私が中学生のころの英語は、予習をしていないと授業のときに

困るので、やっていた記憶があります。

 

当時、学校から推奨されていたやり方は、

ノートの左側に本文を写し、下には新しい単語と意味を書き、

「発音記号」も教科書から写して書いていました。

 

右側に和訳や熟語、反意語などを書き、授業中に先生が言ったことを

メモをして完成。

 

最近では、「発音記号」の存在さえ、中学校では教えないという

傾向にありますが、「リスニングとスピーキング」試験が確定すれば、

文字の正しい読み方である「発音記号」は避けて通れないでしょう。

 

しかし、その発音記号には、いくつか「謎」のものがありました。

 

みなさん、I(自分) [ai]の[a]の音と、hot(暑い)[hɑt]の[ɑ]の

実際の音の違いはわかりますか?

 

アメリカ英語とイギリス英語の違いは発音記号の違いです

 

学校の先生に尋ねたことがあります。

驚いたことに、当時の学校の先生もその発音記号を正確な音の違いが

わからないと言っていました。

 

現代のようにウィキもなければYou Tube もなく、あるのは辞書だけの

時代のことです。

 

しかしながら、実は、現在でも辞書によっては「発音記号」が異なっていたり、

ネイティヴの音声を聞くことができるサイトでも、音声が正確ではないと

感じたりすることがあります。

 

また、よくご存じのように、アメリカ英語とイギリス英語では

「発音が違うよね~」と一般の方も話題にしますが、では、

「どこがどのように違うのか」については、きちんと説明ができる方は

少ないかもしれません。

 

学校の先生方でもよく勘違いされていることがあります。

 

たとえば、office.

 

発音記号は、アメリカ語では[ɑ:fis]ですが、

ブリティッシュ(イギリス)英語では[ɔ:fis]です。

 

上記のどちらか片方、日本国内ではアメリカ英語のほうを記載していることも

多いため、イギリス人は同じ発音記号を別の読み方をしていると

思っている方もいらっしゃるようです。

 

一つの発音記号の読み方がいろいろと異なるわけではなく、

基本的には、辞書に載っている英米のどちらかの読み方が基準になっており、

読み方を表す発音記号自体が2種類に分かれている、ということなのです。

 

実は身近な「発音記号」の違い

 

ただし、発音記号で表される音には、「範囲」が存在します。

 

それは日本語でも同じですね。

東北地方のお国言葉では「い」の音が「え」に近くなります。

「イチローさん」ではなく「エツローさん」が多いのはそのためなのでは?

 

ちなみに東北地方の「い」は、英語でいうところの短母音の[i]の完璧な

美しい発音です。

 

したがって、日本語で「い」とあらわされる音の範囲が「点」ではない、

ということをおわかりいただけると思います。

 

「発音記号」とは、おおよその人たちがその単語を発音するために用いる

一定の範囲の音を区分して「文字化」したものなのです。

 

繰り返しになりますが、「発音記号」には音の範囲(周波数の範囲)があり、

しかも、時代とともに、その範囲は動いていく生き物のようなところも

あるのです。

 

余談ですが、

私たちプロンテストは、辞書を変えることはできませんが、

辞書で表されている「発音記号」に従って読んでいると思われる

プロのナレーターさんなど、ネイティヴの方たちの音を周波数解析し、

ときどき、プロンテストエンジンの調整も行っています。

 

英語の音の種類は、日本語に比べてかなり多く、

子音と母音の組み合わせ(モーラ)の数は、日本語には60個ぐらいしか

ありませんが、英語には600個あるといわれています。

 

英語を話すときに難しいと感じる音は、日本語にはない「音」であったり、

日本語とは音の組み合わせが異なる音なので、逆に言うと全部が難しいわけでは

ありません。

 

英語を発音するって苦手、と「食わず嫌い」にならないためにも、

どの発音が難しいのかをしっかり把握することが上達につながります。

 

英語は「表音文字」、つまり音を文字に表す言語のひとつです。

いくつかのバリエーションはありますが、スペルに直結した音として

「発音記号」をチェックすると、一気に英語が身近になると思います。

 

全部がひらがなやカタカナになった日本語を読むよりも、

ある程度は「漢字」があったほうが読みやすいですね。

 

少しでもいいので、正確に読める基本的な単語を知っておくことがコツです!