皆さん、今年最後の週末をいかがお過ごしですか?
多くの方が「静かな年末・年始」を実行されていることと思います。
そこで、ご自宅で映画を観て過ごす方も多いのでは?
今日は邦画のお話です。
先日、NHKで「モスラ対ゴジラ」を放送していました。
私が小さいころ、最初には映画館で見た記憶があります。
数十年後に見て、覚えていたのはザ・ピーナッツの「モスラの歌」でした。
実は先日、NHKのいわゆる朝ドラ「エール」の最終日でしたが、
番組の主人公であった「古関裕而(こせきゆうじ)」さんが作曲した曲を
番組キャストが歌う、というミニコンサートがありました。
その中の一つに「モスラの歌」があり、この曲も彼の作品なのだと
驚いた次第です。
その時に歌ったのが、小南佑子さん。
余談ですが、東京音楽大学を出ておられるだけあって、素晴らしいお声。
しかし、記憶の中の映画の「モスラの歌」と比べて、Lの発音がちょっと違うところが
あるような気がしたのです。
そして、数週間後に「ザ・ピーナッツ」による「モスラの歌」を聞いたときに
謎が解けたのでした。
参考までに歌詞をほんの少しご紹介します。
モスラヤ モスラ
ドゥンガン カサクヤン
インドゥムウ
気になったのが1行目の「モスラヤ モスラ」のところです。
「モスラーヤッ」と実際には歌われるのですが、
NHKのミニコンサートの時には「モスラ」の「ラ」の発音が
普通の日本語の「ラ」の発音だったのに対して、
映画のザ・ピーナッツの歌では、英語の[l](エル)の発音に
なっていたのです!
[bctt tweet=”一般的に、英語のエルは日本語の「らりるれろ」と同じだと 思っておられる方も多いのですが、本当は違うのです。” username=”prontest”]
「とらとら」と日本語で早口で言うと、「と」よりも「ら」のほうが
舌先の場所が少しだけ後ろに口の天井につきますね。
英語では、Lの発音をするときには、「と」と同じように
上の歯茎につくのです。
そうすると、英語特有のエルらしい、ちょっとした粘りが出る、
というか、少し長めに発音することにもなり、
とにかく、ステキなエルになるのです。
ということで、英語の歌を歌う時にも役に立つ知識なので、
ぜひ覚えておいてくださいね。