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英語のリーディングの勉強法は?NGの方法がある?おすすめアプリ&サイトとコツ

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英語のリーディング

リーディング練習をするときに、気をつけるべきリーディングのポイントが3つあることをご存知ですか?このポイントを意識しないと、せっかくのリーディング練習が無駄になってしまう可能性があります。

英語の練習をする理由は人それぞれだと思いますが、早く正確な英語を身につけるに越したことはないですよね!英語そのものが大好きで、「リーディング練習しているだけで楽しい!」という方もいるとは思いますが、ほとんどの方は「早く英語の成績を上げたい」「仕事で早く英語で会話できるようになりたい」という方だと思います。

そのためにも、リーディング上達のために気をつけるべき3つのポイントを見ていきましょう。

英語のリーディング上達の3つのポイント・コツ

英語のリーディングの勉強法に入る前に、避けるべき勉強法をまずは挙げていきます。これらの勉強法は、ご自身の勉強時間を無駄にしてしまうばかりではなく、ご自身の今後の英語学習を阻害する可能性すらある、百害あって一利なしの勉強方法です。

ポイント①:シャドーイングをしない

英語学習者の方は、かなりの数の方がシャドーイングをしているのではないでしょうか?シャドーイングをしていると、ネイティブ並みのスピードで読めているように感じるため、英語が上達している感覚を得られます。

また、一般的にシャドーイングをおすすめしている先生は多いため、いきなり意外に思われる方も多いことでしょう。「なんでシャドーイングをするのが良くないの?」と疑問の声が聞こえてきそうですね。

筆者もシャドーイングを学生時代から今まで、うんざりするほど練習してきました。その上で、リーディング上達のためにシャドーイング練習をしてはならない理由をお教えします。

理由①:シャドーイングではお手本のネイティブスピーカー音声をしっかり聞き取れないから

一つ目の理由は「お手本のネイティブスピーカーの音声をしっかり聞き取れていない」からです。

まず、英語のリーディング練習をする意味ですが、英文を聞いたときに、英文のまま理解できるようにすることがリーディング練習の目的です。実際に英語の会話をしたり、英語のリスニングをしたりするときに、ネイティブスピーカーの早い英会話を聞くことになりますが、英語の音を聞いたときにそのまま英語として理解するには、日本語に頭の中で翻訳していては間に合いません。そのため、英語の音をそのまま理解できるように訓練する必要があります。

このときに、英文のスクリプトを見てはいけません。耳で聞いて、頭の中ですべて英文で理解できるようにすることが重要です。シャドーイングをしてしまうと、お手本音声の聞き取りもできておらず意味も取れない状態でも、手元のスクリプトとお手本音声が流れている状態でスピーキングするため、しっかり英文を聞き取ることができ、かつ意味も理解できているように錯覚をしてしまうのです。

もちろん、英文のスクリプトがある状態でリスニング練習をすることは非常に重要です。その際には、シャドーイングをせず、ひたすらしっかりとお手本音声を聞き取ることに意識を集中しましょう。お手本音声を聞き取ることに専念すれば、自分のスピーキングとお手本音声の何が違うのか気づくことができるでしょう。

理由②:シャドーイングでは英文の意味を理解できないから

シャドーイングをしてはならない2つ目の理由が「英文の意味を理解できない」からです。

もちろん、シャドーイングをしている方が全員英文の意味を理解していないとは言えませんが、リスニングしただけで英文の意味を理解できるまでリスニング力が高いのであれば、シャドーイングをする必要はありませんね。シャドーイングをしてしまうと、せっかくの「お手本音声を静聴して、英文の意味を理解する機会」を逃してしまうのです。

シャドーイングをすると、お手本音声が流れているときに自分の声をかぶせてスピーキングすることになります。お手本音声を追いかけることに意識が集中しているときに、果たして流れている音声の意味を取ることはできているでしょうか?

「できている!」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、それはテキストがある状態だから「意味が理解できている気がしている」状態に過ぎません。テキストなしで音声だけでシャドーイングをしてみてください。

このときに、完璧にシャドーイングできるのであれば、テキストを覚えてしまっているか、リスニング力が完璧になっているかのどちらかです。お手本音声を聞くときには聞く、話すときには話すというように、練習する目的に集中するようにしましょう。

理由③:シャドーイングでは自分の発音がめちゃくちゃになっても気づかないから

最も問題があるのが、この「自分の発音がめちゃくちゃになってしまっても気づかない」という理由です。

繰り返しになりますが、シャドーイング練習をすると、お手本音声とテキストがある状態で自分がスピーキングすることにより、まるで自分がお手本音声を完全に聞き取ることができ、なおかつ話せているような「錯覚」を起こしてしまうのです。このとき、最も致命的な錯覚が、「自分の発音がネイティブスピーカーみたいな発音ができている」という錯覚です。

本来、発音練習がしっかりとできており、お手本音声の音がどのように作られるのか理解できていれば、テキストがなくてもお手本音声を聞き取ることは容易にできますし、英語のリーディング練習も、テキストがなくてもお手本音声だけでできるようになります。

しかし、シャドーイングをして、「自分はお手本音声を聞いてスクリプトがわかるし、意味も理解できる」という錯覚で満足してしまうと、発音練習をしないままいつまでもシャドーイングを繰り返して満足感を得ることに終始してしまい、肝心の英語力はまったく成長していないという事態に陥りかねません。

また、シャドーイングをすると、自分の声とお手本音声が混ざり合ってしまうため、お手本音声と自分の発音のどこが違うのかまったくわからなくなってしまいます。こうなると、何のために声に出して読んでいるのかわからなくなってしまいます。

発音を練習するときには、シャドーイングという方法で安易に満足感を得るのではなく、やった分だけしっかりと発音が向上する方法で練習をしましょう。

ポイント②:英語を日本語に翻訳しない・最初に日本語訳を見ない

みなさんは、英語学習をするときに、日本語訳をしながら勉強していませんか?

例えば、TOEICや英検対策の単語帳は、英単語とその日本語訳が一対一で書いてありますよね。また、中学校や高校の授業で試用される教科書にも英単語と日本語訳が書いてありますし、テストで日本語訳を書かせる問題も多かったと思います。とてもひどいことを言いますが、このような勉強法は英語を使う上では非常に良くないのです。

日本語訳のついた単語帳を使って勉強しない

みなさんは日本語を身につけた際に、他の言語に置き換えて覚えたでしょうか?そうではなく、例えばコップなら、コップの実物を見ながら、親御さんが「コップ」と言ったのを聞いて、文字ではなくイメージと音で覚えたはずです。こうやって覚えているから、新しい単語を覚えるときも、実物のイメージを正確に掴むことができるのです。

一方で、英単語帳で「英語⇔日本語」の一対一で覚えてしまうと、例えば船を見たときに、

  • 「船」の視覚イメージ⇒「船」という日本語⇒「ship」

という3段階を踏むことになります。また、実際には「ship」ではなく「boat」だったのかもしれないのに、日本語の文字に一度直してしまったことで、間違った表現をしてしまうことも多くあります。

TOEICのリーディング問題などで、知っている単語を聞いているはずなのに、一連の文章になったときに意味がわからないという経験をしたことはありませんか?それは、頭の中で一度日本語に変換してしまっているために起こっている現象なのです。

こうならないためには、

  • 「川や湖で手漕ぎのオールがついた船を人が漕いでいるイメージ」⇒「boat」
  • 「乗客が乗った船が太平洋に乗り出しているイメージ」⇒「ship」

のように、イメージと英単語を結びつけるようにして覚えると良いでしょう。もちろん、参考書でこのように覚えるのはとても難しいため、絵本や映画・ドラマを活用して、状況やイメージをそのまま英語の音として覚える訓練をしましょう。

一見効率が悪いようですが、例えばTOEICのリーディング問題などを解くときには、文字として入ってくる英語をそのままイメージに変換しないと、とても時間内に解ききることはできません。「英単語⇒日本語⇒イメージ」と変換していたのではとても間に合わないのです。

また、リーディングは英語の文字の情報から、状況を頭の中でイメージしなければなりませんが、いちいち日本語に直していると、追加で英語が入ってきたときにその前までイメージしていた内容が頭からかき消されてしまいます。そうならないためにも、英語の音や文字をそのままイメージに変換できるような練習をしましょう。

英語の映画やドラマの日本語字幕をはじめから見ない

では、映画やドラマを活用して勉強するというのは、具体的にはどうすれば良いのでしょうか?

まず、英語の勉強をするという目的を考えたときに、映画よりも圧倒的にドラマのほうがおすすめです。理由は簡単で、ドラマのほうが英語を話している量が圧倒的に多いからです。特に、アクションが入らない、または量がさほど多くないドラマは、その分だけ英語のセリフの分量が多くなるため、リスニングする英語の量も自然と多くなります。

このようなドラマを使って勉強するときに気をつけなければならないことが、「日本語字幕をはじめから見ない」ことです。なぜなら、はじめから日本語字幕を見てしまうと、ドラマ内の状況やイメージをそのまま日本語に変換して理解してしまうからです。

そうすると、ドラマの内容は頭に入ってきますが、日本語の字幕で理解しているため、英語のリスニングと、ドラマの内容が直接紐付いてくれません。結果として、日本語で書かれた単語帳で勉強したときと同じ状況になってしまうのです。

では、どうすれば良いのか?それは、ドラマを字幕なしで見ることです。

「そんな無茶苦茶な!」と思われるかもしれませんが、この方法でドラマを見続けると、耳で英語の音をリスニングして捉えるようになり、英語のリスニングとドラマの状況が紐付いていきます。もちろん、英語の音をまったく理解できないようではドラマを見続けることが辛いので、英語の字幕だけは補助的に見ても良いかもしれません。

英語の字幕なしでも、意外とドラマ内で難しい単語や表現は出てこないものです。英語の字幕をずっと表示していると、自分の耳で英語の音を捉えようという真剣味が薄れるので、字幕なしで同じドラマを何度も繰り返し見ることをおすすめします。とにかく、日本語の字幕を出してしまうと、英語の音を理解できていないのに理解できたような勘違いをしてしまうため、このような練習方法はやめましょう。

ポイント③:黙読「だけ」の練習をしない

最後のポイントは、黙読「だけ」の練習をしないことです。「シャドーイングの練習をしないようにと言っていたのに、矛盾していない?」と思われるかもしれませんが、英語を声に出すのはとても良いことです。

繰り返しになりますが、英語でシャドーイングの練習をしてはならないのは、お手本の英語音声と自分の声が混ざってしまい、自分がうまくスピーキングできていると勘違いしてしまう、ないしは、自分のスピーキングとお手本の英語音声のスピーキングを聴き比べることができなくなってしまうからです。逆に、お手本の英語音声のスピーキングと自分の英語のスピーキングをしっかりと聴き、比較して練習することはとても良い英会話の練習方法です。

いつまでも黙読しているだけでは、英語を聞き取ることはできるようになるかもしれませんが、英語を喋れるようにはなりません。リーディングと少し離れてしまいますが、本来TOEICなどの試験でのリーディングは、その人の英語力を測るための一つの指標ですから、リーディングだけの点数を上げることを目指すのではなく、英語を使えるようになり、結果としてリーディングの点数も上がる勉強方法を目指しましょう。

実はそれが英語のリーディング力を上げる最も近道であり、試験対策だけで終わらない使える英語・通じる英語を身につけることができるでしょう。

リーディング能力を上げる勉強方法

ここまで読んできていかがでしたか?今までご自身が行ってきた英語の勉強方法が否定されてしまい、動揺された方もいらっしゃるのではないでしょうか?

特に、シャドーイングは未だにさまざまな先生が学習者の方におすすめしていると聞きます。これまでお伝えしてきた内容は、要するに「英語を勉強した”ような満足感を得られる”勉強法ではなく、本当に自分の英語力向上に資する勉強法を選択しましょう」ということです。それでは、本当にリーディング能力向上に資する勉強法とは何か、これからお伝えしていきましょう。

勉強方法①:英語の発音を練習する

英語の発音というと、これまでまったく勉強したことがない方がほとんどなのではないでしょうか?また、直感的に、英語のリーディングと発音練習がどう関係するのか、いきなり納得して理解することは難しいでしょう。一つずつ解説していきますね。

英語の発音を勉強するとリスニング力が格段に高まる

英語のリスニングは15年ほど前からセンター試験の科目にも入っていますし、英語を勉強する方々なら誰もが避けて通れない道ですよね。英語の発音を勉強すると、この英語のリスニング力が格段に高まるのはなぜでしょうか?

理由は簡単です。英語の発音を勉強するということは、ネイティブスピーカーがどうやって英語の音を出しているのか理解するということです。英語の音の出し方を理解すると、英語の発音でこれまで聞き取れなかったものが、どうやって発音されたのかわかるため、頭の中で英語の音と単語が紐付いていきます。

この「発音⇔英語の音と単語の紐づき」ができることで、英語のリスニング力が飛躍的に高まるのです。こうなると、英語を文字ではなく、音とイメージで紐付けることができるようになるため、英語の音で聞いたものを日本語ではなくダイレクトに英語でイメージに変換することができるようになります。

この方式で練習していけば、リスニング中に日本語に変換していて英語を聞き漏らしたり、文字では理解しているけどイメージできなかったりといったことがなくなり、日本語をリスニングするように英語をリスニングすることができるようになります。

この英語の音⇔イメージとの直接紐付けの第一歩として、発音の練習は非常に重要なのです。

プロンテストは、定期的に発音セミナーを開催していますので、発音に課題感を持つ方はぜひご参加ください。

 

リスニング力が高まるとリーディング力も高まる

英語のリスニング力が高まると、それと比例して英語のリーディング力も高まります。ですので、ここまでリスニングに関する内容を多くお伝えしてきましたが、実はドラマを字幕なしで見るのもすべて、リーディング力に関連することだったのです。

発音を練習すると、英語の音とイメージの紐付けができるためリスニング力が高まるとお伝えしましたが、これはリーディングにも言えることです。日本語で何か表現する際に、最も早く・効率良く表現できる方法は何でしょうか?それは、”スピーキングする”ことです。

わざわざメールで書くのがまどろっこしく、直接電話してしまうことはよくあることだと思います。また、何かを学習するときに、本を読むよりも、本の読み上げサービスを使うこともありますよね。直感的に、情報を文字で考えるよりも音で考えるほうが早く思考できることに気づいていらっしゃるのではないでしょうか?リーディングするときも、実はこの音の理解力が大きく影響します。

日本語の文章でも早く内容を理解したいときに、自然と口に出して読むことがあると思います。英語でも同じで、黙読していても、実際は頭の中で”スピーキング”しているのです。

そう、リーディング能力とは、頭の中で”スピーキング”する能力のことなのです。つまり、スピーキングで理解する、音読で理解することができるというのが、リーディング力を高める近道なのです。

頭の中で”スピーキング”することで、英語の文章が音としてイメージに結びつき、スムーズに英文をイメージ化することができるようになります。

発音を練習すると、まずリスニング力、続いてリーディング力が高まる

ここまでくれば、発音練習がなぜリーディング力の向上につながるのかご理解いただけたのではないでしょうか?

まとめると、発音練習を行うと、英語の音をそのままイメージとして結びつけることができるようになり、英語をそのまま英語としてリスニングする基礎が身につきます。あとは、英語を日本語訳せずそのまま状況やイメージとして覚えることで、飛躍的にリスニング力を高めることができます。

それと同時に、英語の音をイメージ化する力はリーディング力にも直結するので、英語の文章を頭の中で読み上げながらイメージするスピードが格段に上がります。「英文⇒日本語訳⇒日本語の音⇒イメージ」よりも、「英文⇒英語の音⇒イメージ」のほうが想起されるのが早いのは当たり前ですよね。

勉強方法②:ネイティブの英語を聞いて音読する

発音練習がしっかりできて、発音記号や音変化はもう完璧にできるようになれば、相当のリスニング力があると思います。そうなると、例えばCNNのニュースを聞いたり、セリフの多い洋ドラマを字幕なしで見たりしても、なんとかついていけるレベルになっているでしょう。そうなったら、それらのニュースやドラマを日本語字幕なしで見ましょう。

ネイティブスピーカーの英語をリスニングしてイメージできないポイントを割り出す

はじめに、一切の字幕無しでリスニングしてみます。そして、リスニングから内容をイメージできなくなった場所(分・秒)をメモしておきましょう。

次に、英語のスクリプトを用意します。そして、先程イメージできなくなった場所が、どのようなスクリプトになっているか確認しましょう。TOEICの勉強を多くしてきた方なら、意外と知らない単語ではなく知っている単語だけれど、表現に馴染みがないところでつまずいているのではないでしょうか?

単語単位で日本語訳を知っていても意味がないのがこのようなところです。結局、表現自体に馴染みがなかったり、知っている単語でも音とひも付きができていなかったりすると、スクリプトがない状態で聞いても頭でイメージすることができないのです。

イメージできなかった場面の音を丁寧に聞きながらイメージで覚える

今度は、ネイティブスピーカーの音をゆっくりと聞きながら、その状況やイメージを頭に入れます。このときに、どうしても何を言っているかわからないという場合に、初めて日本語訳を使います。スラングなどは、英語のスクリプトを見ても何を言っているかわからないことも多いでしょう。

ただし、ここで重要なことは、日本語訳を覚えるのではなく、頭の中で「状況やイメージ⇔英語の音⇔英語のスクリプト」を意識して紐付けるようにすることです。間違っても、日本語訳をそのまま暗記するようなことはしないでください。

イメージで覚えたら英語のスクリプトを音読する

最後に、状況やイメージを覚えることができたら、自分で英語のスクリプトを音読しましょう。発音をしっかり練習した後なら、ネイティブスピーカーと同じような発音ができているはずです。丁寧にスピーキングしていけば、CNNのニュースを0.5倍速にしたのと同じような音読ができるはずです。

実は、早く読むことに意味はありません。発音がしっかりできていない状態で早く読もうとすると、モゴモゴと何を言っているかわからない、通じない発音に必ずなります。これは、口の動きがネイティブの英語についていけていないからです。

早く読もうとせずに、最小限の動作でネイティブと同じような発音ができるように丁寧に音読しましょう。0.5倍速でも、正確にネイティブスピーカーと同じような発音ができるようになると、そこから早く読むことはそれほど難しいことではありません。

まずは、正確にネイティブスピーカーと同じような発音ができるようになることを心がけましょう。

イメージしながら、英語のスクリプトを音読する

あえて書かなくても良いかもしれませんが、しっかりとイメージと英語の音を紐付ける意味で、最後にもう一度英語のスクリプトを、今度はイメージに意識を向けながら音読しましょう。

勉強方法③:最後に英文を黙読してみる

音読がしっかりできたら、勉強というよりも確認の意味で、英文のスクリプトを黙読してみましょう。これまでよりも早くイメージしていくことができるようになっているはずです。

限界まで早く読もうとすると、自然に声が出てくるのではないでしょうか?実は、筆者もTOEICのリーディングセクションなどを精読するときは、声を出さずに口だけ動かしながら黙読しています。

おすすめのリーディング勉強サイト:初心者向け

以上のように、リーディングの練習よりも、リスニングの練習よりも、まず発音を正確にできることが、高い英語力の習得には必須です!英語を日本語訳で覚えて途中で全部無駄にしてしまうよりも、最初から正攻法で勉強しましょう。

ここでは、リーディングを勉強する際におすすめのサイトを紹介していきます。まずは、初心者向けのおすすめサイトをお伝えします。

サイト①:プロンテストシリーズ:発音特訓パック

プロンテスト 発音特訓パック

プロンテストシリーズは、ご自身の発音に対して、どこを直せば良いのか具体的にアドバイスしてくれる発音練習機能を搭載したスピーキングアプリです。発音記号の練習だけではなく、すべてのレッスンで音変化の練習もしますので、これ一本で確実にネイティブスピーカーもびっくりの正確な発音を身につけることができます。

プロンテストシリーズ 発音特訓パック』は、当社プロンテストが提供しているスピーキング練習アプリです。日常会話で使える便利フレーズを用いて会話練習ができます。

発音を課題とする人はもちろんのこと、語彙や文法知識、アウトプット能力の強化などを課題とする方にもおすすめです。アプリは無料でお試しも可能です。少しでも気になった方は、以下の公式サイトより詳細をご確認ください。

料金プラン

  • 1ヶ月プラン:月額2,200円(税込)
  • 6ヶ月プラン:月額1,320円(税込)
  • 12ヶ月プラン:月額880円(税込)

公式サイト

App Store

サイト②:プロンテストシリーズ:プロンテストコール

プロンテストコールは、発音練習だけでなくスピーキング練習をしていく中で、さまざまな文法事項が知識ではなく、練習で自然と身につくカリキュラムに設計されています。カリキュラム内容は、過去の話や未来の話を織り交ぜることで、自然とイメージが膨らむようになっています。

料金プラン

  • 1ヶ月プラン:月額2,750円(税込)
  • 6ヶ月プラン:月額1,650円(税込)
  • 12ヶ月プラン:月額1,100円(税込)

公式サイト

おすすめのリーディング勉強サイト:中級者向け

続いては、中級者向けにリーディングを勉強する際におすすめのサイトを紹介していきます。

サイト①:Language Learning with Netflix

Language Learning with Netflix

みなさんは、Netflixは契約していますか?この「Language Learning with Netflix」というアドインは、ネットフリックスを契約したうえで、Google Chromeブラウザがないと使えないため少々準備が面倒なのですが、その苦労をするだけの価値は十分あります。

Language Learning with Netflixを使うと、Netflix内のドラマを再生しながら英語字幕をチェックしたり、ドラマ内の単語のお手本音声を再生したりすることができます。また、字幕を一覧で見たり、ワンタッチで指定のスクリプトに戻したりできますので、Netflixを学習に使っている方にはぜひおすすめしたいです。

これを使えば、この記事内で書いたようなリスニング練習・リーディング練習を好きなドラマを見ながらできてしまいます。ただし、ドラマを見るのに夢中になって、勉強しているのを忘れないように注意しましょう!

公式サイト

サイト②:ABC Learn English

ABC Learn English

ABC Learn Englishでは、過去のニュースの音源をスクリプト付きでリスニング学習することができます。また、オリジナルの学習コンテンツでは、英語字幕付きの動画コンテンツもあるので、このサイトだけでもリスニング練習・リーディング練習できるコンテンツが多くあります。

また、YouTube チャンネルの「ABC Education」は、英語字幕付きのコンテンツが多くありますので、ぜひ参考にしてみてください。基本的にイギリス発音なので、イギリス発音だと母音がどのようになるのかも合わせて聞いてみると楽しいですよ。

おすすめのリーディング勉強サイト:上級者向け

最後に、上級者向けにリーディングを勉強する際におすすめのサイトを紹介していきます。

サイト①:BBC Learning English

BBC Learning English

BBC Learning Englishは、無料の英語学習音声サービスです。CNNニュースのYouTubeなどと異なる点は、すべてのニュースから作られたコンテンツに必ず英語字幕が入っており、ボタン一つで見ることができる点です。また、サマリーが必ずつけられており、音声を聞く前に大まかなイメージを掴むことができる点も便利です。

残念なことに、動画形式をとっていますが画面は静止画であることが多く、イメージをつけながら練習するのは難しいため上級者向けとしました。ただし、無料でラジオ英会話を聴くよりは、Web上にスクリプトが揃っており難易度別に整理もされているため、学習の役に立つでしょう。

公式サイト

まとめ

いかがでしたか?リーディング能力を身につけるには、まず発音とリスニングからということがご理解いただけたかと思います。

また、英語学習はいろんなサイトやコンテンツを多読するよりも1回の精読、清聴が圧倒的に重要です。ですので、あえて、ここでも多くのコンテンツを出していません。

筆者としては、英語の発音練習だけしっかりやれば、あとは公式問題集1冊を、上記の流れで2週間ほど何度も繰り返し練習するだけで、TOEIC800点台は堅い実感があります。リスニングセクションがほぼ満点に近くなるでしょう。なので、リーディング勉強に使えるサイトも、そこまで多くはお伝えしていません。

英語は量より質です。今後もおすすめリーディング勉強サイトの情報を厳選して更新していくので、ぜひ覗きに来てくださいね!

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