もうすぐクリスマスですね
この季節には、皆さんそれぞれに
思い出の曲があるのではないでしょうか。
子供のころ…
青春時代…
そして、自分の家族をもってからの思い出。
1年前になりますが、車を運転しながら聞こえてきた、
Whamの「ラスト・クリスマス」は、
私の中のいろいろな思い出と重なって、
忘れられない曲となりました。
この曲は、1984年にリリースされたようですが、
2019年の同名の映画「ラスト・クリスマス」が
この曲に触発されて制作されたとウィキにも書かれており、
映画の中でも歌われています。
実は、映画を見たのは最近のことなのですが、
映画を観てから歌を聞くと、なおさら胸が痛くなるような…
(youtube/Wham!公式チャンネルよりリンクで引用)
それでは、歌詞を少しご紹介しますね。
Last Christmas I gave you my heart
But the very next day you gave it away
This year, to save me from tears
I’ll give it to someone special
一つ一つの単語は難しくないので、
ゆっくりと英語のままで味わってみてくださいね。
できれば日本語に訳さないのが、英語を自分のものにする
本当の近道です。
それでは、英語のままで理解しながら音読してみましょう。
「リエゾン法®」というプロンテストメソッドの一つです。
アンダーラインのところは、単語のつなぎ目の音が
変化します、という部分です。
灰色のところは、音が弱くなったり消えたりする部分。
赤のところは音をくっつけて読んだり、
別の音になったりする部分です。
Last Christmas I gave you my heart
But the very next day you gave it away
This year, to save me from tears
I’ll give it to someone special
少し細かく読んでいきましょう。
I gave you
I gave you my heart
Last Christmas
Last Christmas I gave you my heart
gave it
gave it away
you gave it away
next day
next day you gave it away
the very next day
But the very next day
But the very next day you gave it away
to save me
to save me from tears
This year, to save me from tears
give it
to someone special
give it to someone special
I’ll give it
I’ll give it to someone special
ここで、気を付けたいのはthe, this などの
th の部分の発音です。
発音記号は[ð]です。
この発音は、上の歯の先に舌の先を近づけて、
その間から「声」を出す音です。
鏡で見て、舌がとがって突き出している場合は、
舌の力を抜いて、全部の歯で舌ベロを噛むような
イメージで歯の外側に少し舌先が見えているぐらいが
ちょうどいい感じです。
その形を維持したままで、声帯、つまり喉の奥で
「う~」と声を出すと、自然に歯と舌の間の空気が
声で振動します。
その震えた音の感じが、[ð]です。
ところで、
歌詞の中の”the very next day “ って英語らしい言い方ですね。
“the next day” でも意味は通じるのですけれど。
同じような使い方では、ハリー・ポターの中でもあります。
“He is very much alive” (彼はまさに生きているんだよ)
どんどん話が脱線しそうなので、今日はこのぐらいにしましょう。
歌詞を使った「リエゾン法®」の練習、一緒にやってみませんか?
株式会社プロンテスト
代表取締役 奥村眞知