みなさん、こんにちは。
東京でもめっきり寒くなりました。
先週の土日は、連続で学会に行ってきました。
土曜日は「実践英語音声学会」で
短い発表をさせていただきました。
日曜日は「外国語教育メディア学会」LETでした。
音声学会での発表は、
「発音指導による学習者の発音への効果」について
でしたが、それはまた次回に。
今日は、LETでの先生方のご発表をもとに
少しお話させていただきます。
今回、とても興味深かったのは、東京大学の峯松教授の
ご発表です。
以前からシャドーイングを中心とした訓練ができる
アプリを開発されており、現段階では東京大学で、
お使いになっています。
夏休みに特訓されているようで、個人差もあるようですが、
大きな成果を上げておられるとのこと。
「オンデマンドの独習型+対面型」です。
この手法では、TTS(音声合成)、ASR(高精度音声認識)と、
ChatGPTを使用されています。
ご興味のあるかたは、のちほど、
このメルマガを読んだあとで検索してみてくださいね。
ただ、以下のような課題もあると伺って、「さもありなむ」と
思った次第です。
課題1:
昨今の音声認識の精度が高くなっているため、日本人らしい
カタカナ発音でも受け入れてしまう(バツがつかない)
つまり、日本国内のスクールなどで、日本人英語を聞きなれた
外国人の先生には通じる英語も、国外では通じない、という
「あるある」です。
最近、一般的な教育現場でも問題になりつつあります。
課題2:
カタカナ発音、つまり通じる音からは遠くなっている
「ひずんだ音」が、ひずんだままで何度も何度も繰り返されるので
その音が定着してしまう、しかも本人は気が付かない。という
状態に陥る可能性があります。
課題3:
特に、大学によっては周囲に外国人の学生も多く、それぞれが
ひずんだ音で会話していて通用しているから、それでもいいんだ、
と思ってしまう。
それならそれで仕方ないだろう、という考え方もありますが、
なぜ、最初から本物の「発音練習」を取り入れないのかが、
私たち音声学の畑の人間には不思議でなりません。
ここで、課題解決の方法をご提案します。
シャドーイングやそのほかの有効な英語学習の方法で、
一定の時間は訓練されるのですから、なぜ、その前に、
きちんと発音練習を発音の理論を理解しながら
やらないのでしょう。
というわけで、
シャドーイングで
自己流の「ほんとはとてもカタカナ英語」かも
しれないクセを「刷り込んで定着させてしまう」前に、
ぜひ、発音練習をしてください。
プロンテストのセミナーでは、発音の基礎から指導します。
また、いちばんおすすめなのは、
セミナーを聞いていただいたあと、アプリで「通じる英語」を
定着させながら、音読を続けること。
そして、
シャドーイングも「音をくずさないように」できること。
皆さんも、一度、
ご自分のシャドーイングを客観的に聞いてみてくださいね。
お使いの音声認識に正しいといわれたとしても、です。
正しいかどうかわからない方はぜひ、プロンテストの
セミナーにご参加ください!
それでは、またセミナーでお会いしましょう!
株式会社プロンテスト
代表取締役 奥村真知
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■セミナーのお知らせ
■12月のセミナー
発音ロジックセミナー:
一つ一つの音素(発音記号別)の作り方を理論的に教えます。
間違えやすい「ひずんだ音」の直し方も指導。
・発音の一人ひとりのお直しはありません。
(発音クリニックでは一人一人の発音を直します)
・日程: 12月8日(日)
9:30~12:30 3時間
・受講料: 年末キャンペーン価格! 8,000円
(アプリ1か月分のライセンスが付いています)
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■1月のセミナー
指導者養成講座:
・初級(発音判定士®)
・日程:(8時間)
2025年1月11日(土) 13:00~17:00 および
1月12日(日) 10:00~12:00、13:00~15:00
・初級試験(認定講師初級・発音判定士®資格)
・1月12日15:30~16:30(聞き取りテスト)
・受講料: 4万円(税別)
・テキスト
・認定講師初級受験料
・訓練用のアプリ2か月分
・認定講師初級(発音判定士®)のライセンスカード
・資格認定証
・上記、郵送料
お知らせ :モニターの募集中
・お一人、1時間、個別に発音指導をします。
・プロンテストシリーズのアプリライセンスを1か月分差し上げます。
・セミナーの前後、または練習中に音声を収録させてください。
・プロンテストのHPでコメントをお願いします。
・ニックネームでも結構ですのでHP用にお写真をいただきたく存じます。