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英語の発音を上達する方法は?上達しない人の特徴とおすすめ練習法

folder_open英語学習で発音練習をする理由
英語の発音の上達方法

英語の発音を上達して「通じる英語」を身につけることは、英語を習得する上で欠かせないことの一つです。しかし、実際には「いつまで経っても発音が上達しない」「発音を上達する方法がわからない」と悩んでいる方が多いでしょう。

そこで 今回は、英語の発音が上達しない方の特徴や、上達のために必要な基礎知識、発音練習方法を紹介します。ぜひ参考にしてください。

英語の発音を習得するメリット

まず、英語の発音を上達する方法を紹介する前に、英語の発音を習得するメリットをお伝えします。メリットを把握しておくと、学習に対するモチベーションを高く保ちやすくなりますので、ぜひ目を通しておいてください。

リスニング・スピーキング力が伸びる

英語の発音を習得するメリットの1つ目は、リスニング・スピーキング力が急激に伸びることです。これは、発音の知識が増えると、より多くの音を正確に聞き分けたり言い分けたりできるようになるためです。

「たくさん勉強しているのにリスニング・スピーキングが伸びない」という方は、発音の練習に注力してみると、急激に伸びを実感できることがあります。

英語の「土台」が身につき効率良く学習を進められる

英語の発音を習得するメリットの2つ目は、英語の「土台」が身につき、効率良く英語学習を進められるようになることです。

一般的に、発音練習は、スピーキング練習の一環として捉えられることが多いですが、厳密にはスピーキング練習よりも先に取り組むべき「基礎トレーニング」にあたります。具体的には、発音練習をすることで、まずリーディング・リスニング力が向上し、続いてスピーキング・ライティング力が伸びてくるという順序です。

そのため、発音練習というベースを先に作っておくことで、より効果的にリスニングやスピーキング力を効果的に鍛えられるようになります。「発音は難しいから」と後回しにせず、できるだけ早い段階で発音の習得を目指しましょう。

自分の英語力に自信を持てるようになる

英語の発音を習得するメリットの3つ目は、自分の英語力・発音に自信を持てるようになることです。

多くの英語学習者は、「発音が気になって、簡単なことさえ喋れない」「ネイティブに聞き返されるのが怖い」という経験をしたことがあると思います。そんな悩みを払拭するのに効果的な学習こそが、発音練習です。

ネイティブスピーカーのような綺麗な発音で英語を話せるようになれば、自信を持って積極的に英語でコミュニケーションを取れるようになります。英語の発音にコンプレックスを抱いていたり、人前で英語を話すことに抵抗があったりする方は、英語の発音を習得することで多大なメリットを実感できます。

英語の発音を上達するために必要な下準備

続いて、英語の発音を上達するために必要な下準備についてお伝えします。

発音記号・フォニックスを学習する

まず、英語の発音を上達する上で欠かせないのが、発音記号の知識です。発音記号とは、英語の正しい発音をわかりやすく表記するための記号のことで、発音を上達するためには発音記号の音の作り方を知っておくことが重要です。というのも、英語では文字の名称(アルファベットの読み方)と実際の発音が大きく異なるため、正しく発音するためには発音記号の知識が必要です。

 

発音記号をマスターしたら、併せて「フォニックス」の練習に取り組むとさらに効果的です。フォニックスとは、文字と音の間に存在する規則・ルールのことで、発音記号と単語のパターンの組み合わせを覚える練習ができます。

これにより、“cat”という英単語の発音を「C=[k]」「A=[æ]」「T=[t]」と正しい発音記号でかけるようになります。

 

英語には、“R”や“V”、“Z”など、日本語には存在しない音が多くあるので、フォニックスが網羅されたフォニックス表を用いて、文字と発音記号をセットで覚えることをおすすめします。発音記号、そしてフォニックスを学習して、これまでで染みついた悪い発音のクセを修正し、ローマ字読みやカタカナ英語から脱却を図りましょう。

音声変化を理解する

発音を上達するためには、フォニックスの知識に加えて、音声変化のルールを理解することも重要です。というのも、英語はナチュラルスピードで話すと2つの音がつながり1つの音として発音されたり、別の音に変わったり、省略されたりすることがあるからです。

 

音声変化には、大きく分けて「連結」「同化」「脱落」の3種類が存在します。音がつながって発音されることを「連結」、音が別の音として発音されることを「同化」、音が省略されたり弱く発音されたりすることを「脱落」といいます。

例えば、“Thank you!”をネイティブが発音すると、“k”と“y”の2つの音がつながって「キュ」という音が生まれます。このように、日常的によく使われているフレーズの中には、たくさんの音声変化が存在しています。

音声変化のルールを理解することは、ネイティブのように素早くかつ正確に英語を発音できるようになるための近道といえます。

アクセント(強弱の付け方)を学ぶ

続いて押さえておきたいのが、アクセントの付け方です。英語には、「genius(/dʒíːniəs/)」や「Pretty(/ˈprɪti:/)」のように、いずれかの音節にアクセント(’)が置かれます。英語を正しく発音するには、アクセントの位置を把握し、強弱を付けることが必要です。

しかし、だからといって、何百万と存在する英単語のアクセントをすべて暗記しなければならないというわけではありません。というのも、単語の音節の数などによってアクセントが来る位置が決まっていることが多いからです。(※中には例外のものも存在します。)

例えば、音節が3つまでの英単語の場合、アクセントは最初に来ることが多いです。「Cat(kˈæt)」や「Put(/pˈʊt/)」などは、最初の音節にアクセントが来ています。この他にも、音節が4つ以上の英単語では3つ目にアクセントが来たり、サフィックスの直前にアクセントが来たりするなど、いくつかの規則が存在します。

アクセントのルールを把握しておけば、初めて見る英単語でも正しくアクセントを付けて発音することができます。

英語特有の口元の表情を理解する

次に、英語の正しい発音には「口元の表情」も重要なポイントです。というのも、英語には日本語よりも遥かに多い母音・子音が存在し、それらを正確に言い分けるためには、正しい口の開け方や動かし方をマスターする必要があるからです。

例えば、/ɔ́ː/と/óu/の音は、日本語では「オー」と区別なく発音されます。しかし、英語では、口の開け方を変えて言い分ける必要があります。/ɔ́ː/の音は口を縦に細く開けて発音するのに対して、/óu/は唇を丸めて発音します。

このように、日本語では同じ口の形で発音する音でも、英語では口の形を変えて巧妙に言い分けなければなりません。そのため、発音を上達するためには、口をどのように使えばどの音を出せるのかを知っている必要があるのです。

英語の発音が上達しない人の特徴

続いて、英語の発音がなかなか上達しない方の特徴について解説します。「勉強しているはずなのに、発音が上手にならない」という方は、ぜひ参考にしてください。

発音のルールを知らない

英語の発音が上達しない方の特徴の1つ目は、発音のルールを知らないことです。ここでいう発音のルールとは、上記で紹介した発音記号や音声変化、アクセントなどのルールのことです。

これらの発音のルールを知らないと、いくらスピーキング練習や発音練習に取り組んでも、発音が上達することはありません。発音練習は、正しい発音に関する知識が身についた上で取り組むからこそ効果を発揮します。

さらに、発音のルールを無視して音読やスピーキングなどの学習に取り組んでしまうと、知らぬ間に変なクセが染みついてしまい、後から発音矯正をするのが難しくなってしまうこともあります。発音を上達したいのであれば、まずは上記で紹介した下準備に徹底的に取り組むことをおすすめします。

音よりも「文字」に注目している

発音練習をする際に音や音のルールよりも「文字」に注目してしまっていると、発音の上達を妨げてしまうことがあります。

というのも、英語はローマ字読みと実際の発音が大きく異なるため、文字に忠実に読もうとすると正しく発音することはできません。また、ネイティブスピーカーがナチュラルスピードで英語を話すと音声変化が起こることから、文字に注目すると正確な発音からさらに遠ざかってしまいます。

発音を上達するためには、文字やスペルに忠実に発音することよりも、音や音のルール(発音記号・音声変化など)に注目して発音することを意識することが重要です。

シャドーイングに取り組んでいる

シャドーイングは、お手本となるネイティブスピーカーの音声に自分の声をかぶせるように声に出すトレーニングです。リスニングやスピーキングの上達に効果的と耳にしたことがある人もいるかもしれませんが、音をしっかりと聞かずにただ真似するだけで発音が上達することはほとんどありません。

また、シャドーイングは、英語の発音に関する知識が身についていない状態で取り組むと、変な発音のクセが身についてしまう恐れがあります。詳しくは後述しますが、英語を読む練習をしたい場合には、シャドーイングではなく音読をおすすめします。

正しい発音が身についていない状態でスピーキング練習をしている

正しい発音が身についていない状態で、スピーキング練習をしている方も英語の発音が上達しません。発音練習は、スピーキングの土台となる基礎トレーニングであって、スピーキング練習の一部ではありません。

そのため、「英語を話せるようになりたい!」という一心で、発音練習を後回しにしてスピーキング練習に取り組んでいると、発音が伸び悩んでしまいます。発音の基礎の後に、スピーキングやリスニング力がついてくるという順序が基本なので、発音練習を優先的に行うことが重要です。

英語の発音を上達するための練習方法

ここまでで、英語の発音を上達するための下準備と、英語の発音が上達しない人の特徴を紹介しました。そこで次に、英語の発音を上達するための効果的な練習方法を紹介していきます。

英語学習アプリを活用する

英語の発音を上達する方法の1つ目は、英語学習アプリを活用する方法です。

最近では、ネイティブスピーカーの音声が収録されたアプリや、高性能の発音測定機能が備わったアプリが数多く登場しています。アプリを活用すれば、手軽に正しい発音を確認できるのはもちろんのこと、自分の発音を分析したり改善したりすることができます。

また、スキマ時間にサクッと取り組めるのも、アプリを活用する嬉しいポイントの一つです。当社が提供している「プロンテスト 発音特訓パック」を活用すれば、発音測定を通して正しい発音を身につけられます。「スキマ時間に手軽に学習できる方法を探している」という方には、アプリの活用がおすすめです。

お手本の音声を聞いてから音読する

2つ目の練習方法は、ネイティブスピーカーのお手本の音声を聞いてから、自分で音読する方法です。

ポイントは、ネイティブの音声を「音声変化」や「アクセント」など、発音を意識して静聴することです。お手本の音声をなんとなく聞いてただ真似するだけでは、効果を感じにくいので注意しましょう。

正しい発音が身についた状態で発音を意識しながらリスニング・音読をすることで、知識がより深く身につき、発音が上達しやすくなります。

自分の音声を録音して聞く

英語の発音練習に取り組むにあたっては、「この発音で合っているのかわからない」「発音が上達しているのかわからない」という壁にぶちあたることがあります。

そんなときには、自分の音声を録音して聞くことをおすすめします。自分で英語を発音しているとわからなくても、実際に録音して聞いてみると、ネイティブスピーカーとの発音の違いや正しく発音できていない音などがはっきりとわかります。

また、発音練習に取り組んでいてもなかなか上達を実感できないなら、数ヶ月前や半年前に録音した自分の音声と聞き比べてみることもおすすめです。すると、身をもって自分の発音の上達を実感でき、学習へのモチベーションを高く保てるようになります。

自分とネイティブの「口元」を比較する

英語の発音を上達するためには、発音以外に「口元の表情」を客観的に評価し改善することが重要です。英語の発音練習を行う際には、発音している際の口元の表情を鏡やスマホのカメラで確認し、ネイティブスピーカーの口元と比較してみましょう。

お手本となるネイティブスピーカーと比較することにより、できていることとできていないことが明確になります。少しでもネイティブスピーカーの発音に近づけるように、英語を話す際の口元にも注意して、発音練習に取り組みましょう。

急ぎの人は発音クリニックで直接指導してもらう

プロンテストが出している学習アプリやその中の音声指導技術は、音声学をもとにしています。そのため、判定内容や指導内容にも学問的裏付けがあります。英会話スクールでは、発音記号を読めない・または読み方を知らない教員が指導している場合がほとんどです。

一方でプロンテストでは、大学の英米文学科などで指導される英語音声学に基づいて、発音記号一つ一つの読み方、調音器官(舌や歯など)の使い方を正確に指導する知見を持っています。

また、音声学はそのままだと初学者には難しいので、プロンテストは専門的な音声学の内容をわかりやすく噛み砕いて、すぐに身に着けられるような指導も行っております。

定期的に発音セミナーを開催していますので、発音に課題感を持つ方はぜひご参加ください。

発音上達に効果的なおすすめアプリ

続いて、発音上達に効果的なおすすめアプリを3つ紹介します。

プロンテスト 発音特訓パック

プロンテスト 発音特訓パック

プロンテスト 発音特訓パック」は、発音測定機能が搭載されたスピーキング練習アプリです。日常生活で使えるフレーズを使った会話練習を通して、「通じる発音」を身につけることができます。

発音練習で用いるフレーズは短く簡単なものがほとんどなので、英語学習を始めたばかりの初心者でも無理なく発音の上達を目指せます。

発音測定では、評価だけでなく舌や唇の動かし方や口の開け方、音の長さなど、発音を上達するためのアドバイスをもらえるため、独学でありがちな「どこをどう直せば良いかわからない」という壁にぶちあたる心配もありません。

自分の発音に自信が持てず、基礎から上発音を達したい人や、人前での練習は恥ずかしくて諦めてしまっている人におすすめのアプリです。

料金プラン

  • 1ヶ月プラン:月額2,200円(税込)
  • 6ヶ月プラン:月額1,320円(税込)
  • 12ヶ月プラン:月額880円(税込)

公式サイト

App Store

3ヶ月プランでは15%オフ、5ヶ月プランでは40%オフの割引が適用されます。気になった方は、まずは無料体験をご利用ください。

LearnEnglish Podcasts

LearnEnglish Podcasts

「LearnEnglish Podcasts」は、ブリティッシュ・カウンシル提供のポッドキャストを視聴できるリスニングアプリです。イギリス人のネイティブスピーカーの音声を聞くことはもちろん、会話の文字起こしテキストを閲覧することもできます。

ポッドキャストを聞きながら文字起こしテキストを目で追ったり、ポッドキャストを聞いた後にテキストで内容を確認したり、さまざまな使い方ができる優秀なアプリです。

中でもおすすめなのが、「お手本の音声を静聴し、自分で声に出して読む方法」です。ネイティブのお手本音声を聞いた後に、繰り返し音読をすることで、身をもって正しい発音を理解できるようになります。イギリス英語の発音を学びたい人におすすめです。

料金

  • 無料

公式サイト

BBC Learning English

BBC Learning English

「BBC Learning English」は、英国放送協会(BBC)が英語学習者向けに提供している英語学習アプリです。英語学習者向けのコンテンツが随時更新されており、アプリでは最新25エピソードを無料で閲覧・視聴することができます。

『The English We Speak』や『6 Minute Grammar』『Sounds of English』など、コンテンツのジャンルは多岐に及んでいるので、学習目的に合ったコンテンツが見つかります。『Tim’s Pronunciation Workshop』という番組では、音声変化や発音のルールなどを学べます。

発音の基礎知識を身につけたい人やスクリプト付きの音声を使って音読の練習をしたい人におすすめのアプリです。無料でダウンロード・コンテンツ視聴ができるので、気になった方はぜひダウンロードしてみましょう。

料金

  • 無料

公式サイト

まとめ

今回は、英語の発音が上達しない人の特徴や、上達に必要な基礎知識、上達方法について詳しくお伝えしました。英語の発音を上達するためには、発音に関する基礎知識を身につけた上で、発音練習に繰り返し取り組むことが重要です。この記事で紹介した練習法を参考に、発音上達を目指しましょう。

当社プロンテストでは、自信を持って英語を話すための英語学習サービスを提供しています。「発音がなかなか上達せずに悩んでいる」「発音に自信がない」などのお悩みを抱えている方は、ぜひ当社プロンテストにお問い合わせください。

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