英語上達に「音読」は効果あり?正しいやり方&コツ・おすすめアプリ

folder_open英語学習で発音練習をする理由
英語の音読

英語を話せるようになるための学習方法の一つに「音読」があります。しかし、音読による英語力の上達をしっかり実感できているという方は意外と少ないかもしれません。なぜなら、音読には正しいやり方やコツがあるからです。

そこで今回は、音読でしっかり効果やメリットを実感するための正しいやり方とコツ、音読で活用すべきおすすめ教材などを紹介します。注意点も併せて解説していますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

英語の音読で得られる効果・メリット

英語の音読で得られる効果・メリット

音読は、正しいやり方とコツさえ押さえていれば、英語学習者にとってうれしい効果やメリットがたくさん。ここでは、英語の音読の効果・メリットを紹介しましょう。

英語の正しい発音が身につく

英語の文章を声に出して読むことは、英語の文字と音を紐付ける良い練習になります。発音記号や音声変化など、正しい発音を意識した状態で、お手本音声を真似するように音読することで、正しい音の作り方、いわば正しい発音が身につきます。

ただし、これは英文を声に出して読めば無条件に発音が良くなるということではありません。詳しくは後述していますが、音読に取り組む前に「発音練習」に取り組むこと、そしてネイティブスピーカーのお手本音声をしっかり聞くことで、高い発音の向上効果が期待できるようになります。

英語の「音声」と「文字」「意味」が紐付く

音読には、英語の「音声⇔文字(スクリプト)⇔意味(状況やイメージ)」を紐付ける効果があります。英語の音声から文字やイメージを、英語の文字から音声やイメージを結びつけられるようになるため、英語を理解するスピードが飛躍的に向上します。

特に、学校で発音が教えられていない日本では、英語学習者の多くが「発音」を苦手としています。音読で音声と文字、イメージの紐付けを強化することで、英語を聞き取って理解する力、英語を正しく発音する力を鍛え上げることができます。

英語を英語のまま理解できるようになる

音読は、英語を英語のまま理解する練習として効果的です。日本人の中には、「英語を日本語に変換する」、あるいは「日本語を英語に変換する」というプロセスを通して英語を聞いたり話したりしている人が少なくありません。

たとえば、“We are having a party this weekend.”という英文を聞いたとき、「私たちは」「パーティーを開催する」「今週末に」と日本語に変換して理解しようとしていませんか?

英語を聞いたり話したりするのに日本語を介してしまっているのであれば、ぜひ音読に取り組みましょう。音読をすることで、英語を英語の語順のまま理解するための思考回路を効果的につくることができます。

英語4技能がそれぞれ上達する

音読は、リスニングとスピーキングだけでなく英語4技能の上達に効果的です。音読をすると、ここまでで紹介した3つの効果に合わさって、英語の読み書きも伸びます。音読がどのように英語4技能の能力アップにつながるのか、技能別に詳しく紹介しましょう。

リーディング

音読をすると、頭の中で「音声⇔文字(スクリプト)⇔意味(状況やイメージ)」を紐付ける効果があるとお伝えしました。

そもそも、リーディングでは英語の文字情報を頼りに頭の中で状況をイメージする必要があります。そのため、英語の音や文字をそのままイメージに変換する練習=音読は、リーディング力アップに高い効果を発揮します。

音読のスピードで英文の意味を理解できるレベルになる頃には、英文をスラスラ読めるようになっているでしょう。

リスニング

音読をすると、英語の「音声」を瞬時に「文字」と「意味」に紐付けられるようになることから、リスニング力がアップします。さらに、英語の音をそのままイメージに結びつけられるようになることで、英語の思考回路が鍛えられます。

その結果、英語の音声を日本語に変換することなく、状況やイメージとして理解できるようになります。

ライティング、スピーキング

音読をすると、英語の思考回路が形成されます。すると、英単語や英文法、発音などの知識が自動化され、無意識でもこれらの知識を使えるようになります。

要するに、英語の知識を「知っている」状態から「使える」状態になるので、英語をよりスムーズに書いたり話したりできるようになります。

音読の正しいやり方・コツ

音読の正しいやり方・コツ

そもそも、音読とは英文を声に出して読む練習のことです。しかし、音や意味を理解できていない状態では、どれだけ英文を読んでも意味がありません。

音読の正しいやり方は、次のとおりです。

  • 「発音練習」で基礎を作る
  • 音声・スクリプトを用意する
  • お手本の音声を聞く
  • イメージできなかった場面を丁寧に聞く
  • スクリプトを音読する
  • 自分の音声を録音して「英語らしさ」をチェックする

手順を一つずつくわしく解説していきましょう。

「発音練習」で基礎を作る

まず、音読をするにあたっては、「発音練習」がしっかりできていること、そして発音記号や音声変化など発音ルールの知識を身につけておくことが前提となります。なぜなら、発音練習ができていないと、英語の音がどのように作られているのかがわからないので、お手本音声を聞き取ったり、英語の音を正しく発音したりできないからです。

すると、頑張って音読に取り組んでも、英語力が向上しないばかりか、間違った発音や悪いクセが定着してしまいます。このような事態を避け、効率良く英語力を伸ばすためにも、音読の下準備としてまずは「発音練習」から始めましょう。

英語の発音練習方法は、こちらの記事を参考にしてください。

音声・スクリプトを用意する

発音練習ができたら、さっそく音読に活用する音声とスクリプトを用意しましょう。音読の題材を選ぶポイントは次のとおりです。

  • 自分の英語レベルに合っているか
  • 英文が長すぎないか
  • 興味を持って楽しく読める内容か

特に大切なのが、自分のレベルに合った難易度の英文を用意することです。具体的には、「初めて音声を聞いたときに8割以上理解できる」「音読しながら英文の意味を理解できる」程度の英文を選ぶと良いでしょう。

お手本の音声を聞く

実際にスクリプトを音読していく前に、ネイティブスピーカーのお手本音声を聞いてください。英文の内容を理解するため、および正しい発音を確認するために大切な工程です。

この際、音声を聞いて内容をイメージできない箇所や聞き取れないところがあったら、メモを残しておきます。「3分30秒あたりがイメージできなかった」など、後で確認しやすいように具体的に記録しておきましょう。

イメージできなかった場面を丁寧に聞く

次に、英文を聞いてイメージできなかった箇所の音をより丁寧にリスニングしていきます。0.5倍速にしたり繰り返して聴いたりしても、どうしても聞き取れない場合のみ、日本語訳を確認するようにしてください。

日本語訳やスクリプトで内容を理解した後は、英語の音声と文字、イメージを紐付けることを意識しながらもう一度丁寧にリスニングを行います。日本語訳を暗記したり、日本語訳を介して音声を理解したりすることはNGです。

スクリプトを音読する

ここからは、実際にスクリプトを使って音読をしていきます。

音読するときのポイントは、英文の意味をしっかり理解しながら声に出して読むことです。読むことばかりに意識が向いてしまうと、音読の効果が薄くなってしまうので注意しましょう。

もし「意味を理解しながら音読するのが難しい」と感じるのであれば、スクリプトのレベルを少し下げることをおすすめします。

また、お手本のネイティブスピーカーの発音を真似するように音読することも大切なポイントの一つです。音読する際に、モゴモゴとした喋り方になったり、発音がめちゃくちゃになったりすることがないよう意識して取り組みましょう。

自分の音声を録音して「英語らしさ」をチェックする

ある程度音読練習を重ねたら、自分の発音を録音して「英語らしさ」を客観的にチェックしましょう。お手本の音声と比較しながら、母音・子音の発音やイントネーション、アクセントの位置など、英語らしく発音できているかどうかを確認します。

もし正しく発音できていない音を見つけた場合は、当社プロンテストのスピーキング練習アプリ「プロンテストシリーズ 発音特訓パック」「プロンテストシリーズ プロンテスト・コール」を使って、苦手な音を徹底的に練習しましょう。

プロンテストシリーズのアプリの発音練習は、発音記号をすべてカバーしているので、苦手な音をピンポイントでレッスンすることが可能です。アプリについて、詳しくはおすすめのアプリの章で紹介します。

英語の音読におすすめの教材

英語の音読をするにあたっては、自分の現時点での英語レベルにふさわしい題材を選ぶことが欠かせません。というのも、内容を理解できない英文を音読しても効果が薄れてしまうからです。

ここでは、英語の音読練習に最適なおすすめ教材を2つ紹介します。

English Conversation

English Conversation

『English Conversation』は、英会話に必要なリスニング・スピーキングスキルを鍛えることに特化した教材です。本の表紙に“Practice Makes Perfect”とあるように、あらゆる実践的な日常会話シーンを題材にした実践練習を通して表現やフレーズなどの知識を身につけられます。

なお、無料アプリを活用すれば本アプリに掲載されている英文の音声を無料で聞くことも可能です。「実践的な会話フレーズを使って音読練習をしたい」「音読練習をしながら、日常会話を習得したい」という方におすすめの一冊です。

公式サイト

Fox in Socks

Fox in Socks

『Fox in Socks』は、アメリカの絵本作家 Dr.Seussによる絵本です。英語ネイティブの子どもたちが発音練習をする際によく活用しています。

こちらの絵本シリーズは、子供達が楽しく英単語や英語の発音、リズムを覚えられるように作られているので、音読学習に最適です。

“Knox in box. Fox in socks. Knox on fox in socks in box……”と早口言葉のリズムに合わせて、大人でも楽しく発音練習・音読に取り組めます。付属のCDを活用すれば、お手本音声を聞くことも可能です。

公式サイト

英語の音読におすすめのアプリ・サイト

続いて、英語の音読に役立つおすすめのアプリ・サイトを紹介します。

プロンテストシリーズ 発音特訓パック

プロンテストシリーズ 発音特訓パック

プロンテストシリーズ 発音特訓パック』は、当社プロンテストが提供する「通じる英語」を身につけるためのスピーキング練習アプリです。初心者にもわかりやすい身近なフレーズを使った会話練習に取り組みながら、「発音判定機能」でしっかりと正しい発音を習得できます。

なお、本アプリは会話練習と発音練習にはもちろんのこと、音読練習にも活用していただけます。発音練習から会話・音読練習まで一つのアプリで完結できるので、「複数の教材やサイトを行ったり来たりするのはめんどう……」という方にもおすすめです。

料金プラン

  • 1ヶ月プラン:月額2,200円(税込)
  • 6ヶ月プラン:月額1,320円(税込)
  • 12ヶ月プラン:月額880円(税込)

公式サイト

App Store

プロンテストシリーズ プロンテスト・コール

プロンテスト・コール

プロンテストシリーズ プロンテスト・コール』は、正しい発音とあらゆる文法事項が自然と身につくスピーキング練習アプリです。過去の話や未来の話などを織り交ぜつつ、自分や家族のことを紹介する会話練習を通して、発音からしっかり英語力を向上させることができます。もちろん、音読にもご活用いただけます。

発音特訓パックが初学者向けなのに対して、プロンテスト・コールは「英語でより深い信頼関係を構築したい!」というビジネスマンや留学生などにおすすめのアプリです。

料金プラン

  • 月プラン:月額2,750円(税込)
  • 6ヶ月プラン:月額1,650円(税込)
  • 12ヶ月プラン:月額1,100円(税込)

公式サイト

BBC Learning English

『BBC Learning English』は、イギリスの公共放送局が運営するイギリス英語学習サイトです。世界中の英語学習者向けに、「6 minute English」や「The English We Speak」などさまざまな教材・学習コンテンツを配信しています。

たとえば、ネイティブが使うフレーズや単語を学べる「6 minute English」では、音声とともにすべてのスクリプトが無料で公開されています。イギリス英語を学んでいる方や、無料で活用できる音読用の題材を探している方は、ぜひ活用してみてください。

公式サイト

英語の文章を音読するときの注意点

英語の文章を音読するときの注意点

続いて、英語を音読するときの注意点を紹介します。音読の効果を最大化するためにも、注意すべき3つのポイントを押さえておきましょう。

音読をするのは、発音練習ができてから

上でもお伝えしたように、音読でしっかり効果を出すためには「発音練習」で基礎づくりをしておくことが不可欠です。

というのも、英語の正しい発音を知らないまま、自己流かつ間違った発音で音読していると、間違った発音や発音の悪いクセがどんどん定着してしまうからです。一度間違った発音が身についてしまうと、後から矯正するのは容易ではありません。

スポーツや音楽でも基礎ができていないといずれ成長が止まってしまうように、英語学習でも発音練習の基礎がしっかりできていないままでは、英語力が伸び悩んでしまいます。音読をする前の下準備として、必ず「発音練習」に取り組みましょう。

速く読むことよりも、音を丁寧に発音することを意識する

音読というと、ネイティブスピーカーのように英語を速く読むことを意識してしまいがちです。

しかし、実際には速く読むことよりも、一つひとつの音を丁寧に発音することの方が何倍も大切です。というのも、速く読むことばかりを意識してしまうと、モゴモゴとした喋り方になってしまい、「通じない発音」が定着してしまうからです。

たとえば、0.5倍速のスピードであっても、ネイティブスピーカーと同じ発音で音読できるようになれば、そこからスピードを上げることはそれほど難しくはありません。音読をする際には、正しい発音を身につけること、そして発音をネイティブスピーカーのようなきれいな発音を意識して丁寧に読むことを意識しましょう。

シャドーイングをしない

音読の一環としてシャドーイングをするのが良さそうだと考える方は少なくないかもしれません。シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、1〜2語遅れて発声する練習のことです。英文を声に出して読むという点では音読と似ていますね。

しかし、シャドーイングは、ネイティブスピーカーの音声が流れている状態でスピーキングするため、音読と比較してかなりハードルが高いです。さらには、お手本音声を追いかけることに意識が集中してしまうため、肝心の音と意味を理解することができなくなってしまいます。

音読をする際は、無理してシャドーイングをするのではなく、「お手本の音声をじっくり聞いてから、声に出して読むこと」を徹底しましょう。

まとめ

今回は、英語の音読で得られる効果や正しいやり方、音読に活用できるおすすめ教材・アプリなどを紹介しました。

英語の音読は、「音声⇔文字⇔意味」を紐付けられるようになるなど、英語4技能の向上にとても効果的なトレーニング方法の一つです。正しいやり方とコツを押さえて、効果的に英語力を鍛え上げましょう。

なお、音読は「発音練習」をしっかりできるようになってから取り組むことで、さらに効果を高められます。正しい発音を身につけておけば、音読により間違った発音を覚えてしまう心配もありません。

当社プロンテストは、発音練習や音読に最適なスピーキング練習アプリを提供しています。「アプリで楽しく音読に取り組んでみたい!」という方は、ぜひ当社の「プロンテストシリーズ 発音特訓パック」および「プロンテストシリーズ プロンテスト・コール」をお試しください。

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