英語の「発音」を良くするには?効果的な学習方法とおすすめアプリ

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英語の「発音」を良くする

「ある程度の英語力はあるのに、発音がなかなか良くならない」と悩んでいませんか?日常英会話をいくらかマスターした中級者以上であっても、「英語の発音を良くする方法がわからない」「自分の英語の発音に自信をもてない」などという方は少なくありません。

英語の発音を良くするには、英語の発音ルールを徹底的に学び、何度も繰り返し発音練習に取り組むことが大切です。そこで今回は、英語の発音を良くする具体的な方法・手順と、英語の発音学習に役立つアプリを紹介します。

英語の発音を良くするメリットは?

発音を良くするメリット

まず、英語の発音を学ぶにあたっては、英語の発音を良くすることで得られるメリットを知ることが大切です。ここでは、英語の発音を良くする主なメリットをお伝えします。

「通じる英語」が身につく

英語の発音を良くすることで、「通じる発音」を自分のものにできます。英語を話した際に、“Pardon?”や“Excuse me?”などと聞き返されることが減り、自分の話した英語が相手にしっかり通じるようになります。

たとえ上級者レベルの英単語や英文法の知識があっても、英語特有の音を正しく発音できていなかったり、アクセントが間違っていたりすればネイティブスピーカーには通じません。英語でスムーズにコミュニケーションを取るため、そして自信を持って英語を話すためにも、英語の発音を良くすることは英語学習において非常に大切です。

英語力が総合的に高まる

英語の発音を良くすることで、スピーキング力に限らず英語力が総合的に高まります。というのも、英語の発音を良くするということは、英語のネイティブスピーカーがどのように英語の音を出しているのかを理解するということだからです。

英語の音を正しく聞き取り、発音できるようになるため、英語のリスニング力が飛躍的に伸びます。そして、リスニング力が高まるのに比例して、英語を英語のまま理解する力が伸びることから、英語のリーディング力も上達します。

このように、英語の音の作られ方を理解すると、英語の音とイメージを瞬時に紐付けられるようになるため、英語の発音が良くなることはもちろん、英語力が総合的に向上するという仕組みです。

中級者になると、英語力が伸び悩んだりスランプに陥ったりしてしまうことが少なくありません。その原因の一つとして、英語学習の「土台」にあたる発音練習が身についていないことが考えられます。

「英語力が伸び悩んでいる……」と感じたら、発音を学んで英語力を総合的にレベルアップさせましょう。

英語の発音が良い人の特徴

英語の発音が良い人の特徴

では、どうすれば英語の発音を良くすることができるのでしょうか?ここでは、英語の発音が良い人に共通する特徴を紹介します。

日本語にはない「音」を正しく作れる

まず、英語の発音が良い人は、日本語にはない英語特有の音の正しい作り方を知っています。英語は約600個、日本語の約8.5倍もの音(子音+母音のモーラ)の数を有しているため、英語を正しく発音するには、日本語にはない音を正確に作れる必要があります。

たとえば、「rice」の/r/や「vest」の/v/といった音は、日本語には存在しない子音です。つまり、日本人がデフォルトの状態で作り方を知っている音だけでは、ネイティブスピーカーのような綺麗な発音を再現することはできないのです。

英語の発音を良くするには、日本語にはない子音や母音の作り方を学び、発音練習に取り組んで正しく発音できるように練習する必要があります。

英語の発音ルールを知っている

次に、英語の発音が良い人は、英語の発音ルールを熟知しています。英語の発音には、発音記号やフォニックス、アクセント、イントネーションなど、さまざまなルールが存在します。

「この子音はこうやって発音する」「この音とこの音が続くと、音声変化が起こる」などといった発音ルールを知らない状態では、当然ながら英語を正しく発音することはできません。英語の発音ルールについては、次章で詳しくお伝えしていますので、ぜひこれを機に英語の発音ルールを学びましょう。

「カタカナ英語でも通じるだろう」と妥協しない

英語の発音が良い人は、「カタカナ英語でも通じるだろう」などと妥協せず、しっかりと発音を基礎から学んでいます。

英語学習者の中には、“tomorrow”を「トゥモロー」といったように、英単語をカタカナ表記で覚えているという人は少なくありません。日本人からすると、「カタカナの方がしっくりくるし、覚えやすい」と感じてしまいがちです。

しかし、実際には英語は日本語よりも圧倒的に音の数が多い言語であるため、カタカナで英語の音を正確に表現することは不可能です。さらに、カタカナ英語は、ネイティブにはまったく通じません。

また、英語の発音を一度カタカナで覚えてしまうと、後から正すのはとても大変です。英語の発音を良くしたいのであれば、カタカナで英語の発音を覚えることは絶対に避け、英語の発音記号を学ぶ必要があります。

正しい発音の勉強方法を知っている

最後に、英語の発音が良い人は、正しい発音の勉強方法や練習方法を知っています。一般的に推奨されている英語の発音練習方法の中には、効果が薄いものや、効果がないどころか誤った発音が定着してしまうなど無益有害なものも存在します。

たとえば、お手本の音声を影のようにリピートするシャドーイングは、発音練習法としてはおすすめできません。なぜなら、シャドーイングでは音声を素早くリピートすることばかりに集中してしまい、肝心の「発音」と「意味取り」が二の次になってしまうからです。

英語の発音を良くするためには、間違った勉強法を避け、効率の良い効果的な勉強法に取り組むことが大切です。英語の発音を良くする具体的な方法は、この後詳しくお伝えしていきます。

英語の発音を良くする方法:発音ルール編

発音ルール編

ここからは、英語の発音を良くするための方法を「発音ルール編」と「発音練習編」に分けて紹介していきます。まずは、英語の発音を良くするために必ず知っておきたい英語の発音ルール(ロジック)を紹介しましょう。

発音記号を覚える

発音記号は、数ある英語の発音ルールの「土台」にあたるとても重要なルールです。

そもそも、発音記号とは英語の発音をわかりやすく表した記号のことです。発音記号のルールを覚えていれば、辞書に記載されている発音記号を見るだけで、どんな英単語も例外なく正しく発音できるようになります。

日本語には存在しない英語特有の母音や子音もすべて正しく発音できるよう、英語の発音記号とそれぞれの音の出し方を学びましょう。発音記号を学ぶことで、カタカナ発音からの脱却も図れます。

フォニックスを練習する

発音記号という発音の基礎ルールを覚えたところで、次にフォニックスで「音と文字の組み合わせパターン」を学習しましょう。

フォニックスは、英語を母国語とする子どもが読み書きを効果的に学ぶために主に取り入れられている学習法です。たとえば、/i/という母音を練習対象とする場合「bid」「pit」「hit」など、その音を含む英単語の組み合わせパターンを学習します。

フォニックスは、「発音から文字(スペル)を正しく予測できるようになる」「文字(スペル)から正しい発音がわかるようになる」といった効果が期待できることから、欠かさず取り組みたい発音練習法の一つです。

フォニックスについて詳しく知りたい方はこちら:

音声変化を学ぶ

英語の発音を良くするには、音声変化の知識も不可欠です。

音声変化とは、自然なスピードで英語を話したときに起こる音の変化のことです。たとえば、ネイティブスピーカーが“Join us”と言うと、「ジョイン アス」ではなく「ジョイナス」という風に聞こえます。これは、“join”の最後の子音/n/と、“us”の最初の母音/u/がつながって発音されるからです。

このように英語では、2つの音がつながって発音されたり、異なる音に変化したりといった音の変化が起こります。ネイティブスピーカーのように滑らかに英語を発音するためには、発音記号やフォニックスの知識に加えて、音声変化を学ぶことが欠かせません。音声変化を学ぶことで、より滑らかで“英語らしい”発音に近づくことができます。

アクセントを学ぶ

次に、アクセントも忘れずに学んでおくべき発音ルールの一つです。

アクセントとは、特定の音節を強く発音したり弱く発音したりすることで、一言で言えば「強弱」のことです。たとえば、日本語では特に強弱をつけずに発音する「チキン」という単語ですが、英語では「/tʃík(ə)n/」と最初の音節を強く発音します。

日本語は比較的平坦な言語であるため、英語の発音におけるアクセントの重要性を理解しにくいかもしれません。しかし、英語では、強く発音する音節で単語を認識しているといっても過言でないほど、アクセントは重要な要素です。

英語では、音節の数や接頭辞・接尾辞の有無などによってある程度アクセントが来る位置が決まっています。英語のアクセントルールを学び、より“英語らしい”発音の習得を目指しましょう。

イントネーションを学ぶ

英語の発音ルールの5つ目は、イントネーションです。

イントネーションとは、声を上げたり下げたりすること、要は「抑揚」のことです。アクセントとは異なり、イントネーションは日本語にもあるため、比較的わかりやすいと思います。日本語でも、「大丈夫⤴」と文末を上げれば疑問文に、「大丈夫⤵」と文末を下げれば平叙文になりますよね。

英語でも、平叙文や命令文、5W1Hで始まる疑問文は文末を下げて発音する、聞き返しの文章や“Yes”か“No”の2択の疑問文は文末を上げて発音するといったイントネーションのルールが存在します。ここまでで紹介した発音ルールと併せて確認しておきましょう。

英語の発音を良くする方法:発音練習編

発音練習

続いて、英語の発音を良くするために取り組みたい発音練習方法を紹介します。

ネイティブの発音を聞く

ここまでくると、発音のルール(ロジック)がしっかり頭にインプットされているはずです。ある程度のリスニング力が身についたところで、海外ニュースや海外ドラマなどを活用して、ネイティブスピーカーの英語の音声を聞いてみましょう。

この際、日本語字幕はオフにして、英語の「音」と「意味」に集中してじっくりリスニングすることがポイントです。「ネイティブスピーカーがそれぞれの音をどのように作っているか」を意識して、音と意味を紐付けながら聞き取りの練習をしましょう。

ネイティブの発音を真似て音読する

今度は、ネイティブの音声を真似するようにして、英語のスクリプトを音読しましょう。英語の音の作り方を練習した後なので、ネイティブスピーカーのような発音で音読できるようになっているはずです。

ここでは、英語のスクリプトを早く読むことよりも、一つひとつの音を丁寧に正しく発音することの方がずっと大切です。早く読むことばかりを意識して、通じない発音でモゴモゴと音読しても意味がありませんので注意しましょう。

自分の発音とネイティブの発音を聞き比べる

音読をした後は、自分の発音とネイティブスピーカーの発音を聞き比べます。後から聞き比べできるよう、音読をする際に自分の音声を録音しておきましょう。

自分の発音とネイティブのお手本音声を比較することは、とても良い発音練習になります。というのも、自分とネイティブの発音の違いを見つけ、そこをピンポイントで直すように発音練習することで、効果的にかつ確実に発音を良くすることができるからです。

一方、シャドーイングは、自分とネイティブの発音が混ざってしまい、聞き比べることが難しいという理由からもおすすめできません。「お手本の音声を聞く」→「音読する」→「お手本と聞き比べる」と順を追って、一つひとつの練習を丁寧に行いましょう。

発音検定試験を受ける

発音練習にある程度取り組んだら、「発音検定試験」を受けてみましょう。試験というとやや敷居が高く感じてしまうかもしれませんが、簡単にいえば「自分の発音を判定すること」が大切です。

発音練習において、「正しく発音できているか」「どこを直せばより発音が良くなるか」をチェックすることは、健康診断のような役割を果たしてくれます。今後どのような点に注意して発音練習に取り組むべきかを明確にするためにも、定期的に自分の発音を判定しましょう。

なお、自分の発音を判定するには、当社が提供するプロンテストシリーズのスピーキング練習アプリの活用がおすすめです。発音検定試験に匹敵する高精度の発音判定機能を搭載しているため、アプリ一つで自分の発音を正確にチェックしたり、発音を上達させるための指導を受けたりすることができます。

プロンテストシリーズのアプリについて、詳細は次章で詳しく紹介しています。

繰り返し発音練習に取り組む

発音練習は、「正しく発音できるようになったら終わり」ではありません。その理由は、英語の発音練習をしないでいると、音の作り方や調音器官の使い方を忘れてしまうからです。

そのため、すべての音を一通り正しく発音できるようになっても、継続して定期的に発音練習に取り組みましょう。また、苦手な音がある場合は、アプリでその音が練習対象となっているレッスンを探して、何度も繰り返し発音練習に取り組むと良いでしょう。

対面で発音の指導をしてもらう

プロンテストが出している学習アプリやその中の音声指導技術は、音声学をもとにしています。そのため、判定内容や指導内容にも学問的裏付けがあります。

また、プロンテストは専門的な音声学の内容をわかりやすく噛み砕いて、すぐに身に着けられるような指導も行っております。定期的に発音セミナーを開催していますので、発音に課題感を持つ方はぜひご参加ください。

英語の発音を良くするのにおすすめの英語アプリ

ここまで、英語の発音を良くする方法をお伝えしました。

中には、「覚えることや練習手順が多くて一人では大変そう……」と感じた方もいるかもしれません。そんな方には、英語の発音練習に特化したアプリの活用がおすすめです。

英語学習アプリを使えば、アプリ一つで英語の発音ルールを覚えたり、発音練習したり、自分の発音を判定したりすることができます。ここでは、発音を良くするのに役立つ当社プロンテストの英語学習アプリを2つ紹介します。

プロンテストシリーズ 発音特訓パック

プロンテストシリーズ 発音特訓パック

プロンテストシリーズ 発音特訓パック』は、英語の正しい発音をラクに、そして楽しく身につけられるスピーキング練習アプリです。日常英会話フレーズを用いた会話練習を通して、すべての発音記号の発音を練習したり、発音判定機能で自分の発音をチェックしたりすることができます。

また、本アプリは、難しい文法を一切使っていないため、中級者の方はもちろん、英語学習経験が浅い初心者の方でも無理なく利用していただけます。アプリに向かって発音するだけで、「どこをどう直せば良いのか」まで丁寧に指導してもらえることも本アプリの魅力の一つです。

「ネイティブのような発音になりたい」「楽しくラクに英語の発音を良くしたい」という方は、まずは無料お試しで本アプリの使い心地をチェックしてみてください。

料金プラン

  • 1ヶ月プラン:月額2,200円(税込)
  • 6ヶ月プラン:月額1,320円(税込)
  • 12ヶ月プラン:月額880円(税込)

公式サイト

App Store

プロンテストシリーズ プロンテスト・コール

プロンテスト・コール

プロンテストシリーズ プロンテスト・コール』は、発音練習を通して今ある英語力を磨き上げ、「信頼を得られる英語力」を身につけたい中級者〜上級者におすすめのスピーキング練習アプリです。

発音特訓パックと同様に、発音判定機能が搭載されているので、会話練習に取り組みつつ自分の発音をチェックしたりアドバイスに沿って矯正したりすることができます。また、発音学習に加えて、日本語の「てにをは」にあたる文法練習ができることも本アプリの特徴の一つとなっています。

「発音力や文法力を鍛えて、周りから信頼を得られる英語を話せるようになりたい」という方は、ぜひ『プロンテストシリーズ プロンテスト・コール』をご活用ください。

料金プラン

  • 1ヶ月プラン:月額2,750円(税込)
  • 6ヶ月プラン:月額1,650円(税込)
  • 12ヶ月プラン:月額1,100円(税込)

公式サイト

まとめ

今回は、「英語の発音がなかなかうまくならない」という中級者〜上級者の方に向けて、英語の発音を良くする方法やおすすめアプリを紹介しました。

英語の発音を良くすることで、発音に自信をもって英語を話せるようになるだけでなく、英語力を総合的に高めることができます。「これまで発音の勉強を避けてきた」という方は、ぜひこれを機会に英語の発音練習に取り組みましょう。

当社プロンテストは、英語の「通じる発音」を楽しく身につけるためのスピーキング練習アプリを提供しています。プロンテストシリーズのアプリでは、初めて英語の発音を学ぶ方でも、無理なく楽しく発音練習に取り組んでいただけます。少しでも気になった方は、ぜひまずは無料お試しからトライしてみてください。

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