つくば市の未来共創プロジェクトにおける日本語学習の取り組みとして「つうじるにほんご」が採択されました。

つくば市が実施する「令和8年度未来共創プロジェクト」の採択案件として、カシオ計算機株式会社様が提案する、日本語学習アプリを活用した実証事業が採択されました。

本事業では、株式会社プロンテストが開発に協力する日本語学習Webアプリ「つうじるにほんご」を、つくば市内の外国人市民の日本語学習に活用します。

スマートフォンやタブレットなどを使い、日本語の音読、発音、スピーキングを自分のペースで練習できる環境を提供することで、日本語を実際に「話す」機会を増やし、外国人市民と日本人市民とのコミュニケーション促進につなげる取り組みです。

つくば市の公表資料では、実施期間は2026年7月から2027年3月までとされています。つくば市公式サイト

つくば市「未来共創プロジェクト」とは

つくば市未来共創プロジェクトは、企業や研究機関などが持つ技術やサービスを活用し、つくば市が抱える地域課題の解決や、新しい社会サービスの実証につなげる取り組みです。

今回採択された提案の正式名称は、

「日本語学習アプリ利活用による外国人市民の日本語レベル向上とアプリ個人利用の実証およびコミュニケーション創造による多文化共生の環境づくりの実証」

です。

提案者はカシオ計算機株式会社様で、株式会社プロンテストは実証で利用される日本語学習アプリの開発協力会社として参加しています。つくば市公式サイト

なぜ日本語の「発話」「音読」を練習するのか

日本語を学習する際には、単語や文法を覚えるだけでなく、実際に声に出して日本語を使う機会も重要です。

一方で、日常生活の中で日本語を話す機会が十分に得られなかったり、自分の発音や話し方が相手に伝わっているかを一人では確認しにくかったりすることがあります。

今回の実証では、場所を選ばず自分のペースで日本語の音読学習ができるアプリを提供し、外国人市民の発話機会を増やすことで、日本語習得の促進を目指します。

つくば市の公表資料でも、日本人市民と外国人市民との良好なコミュニケーションの実現を目的として、音読学習を通じて発話機会を増やすことが示されています。つくば市公式サイト

日本語学習アプリ「つうじるにほんご」とは

「つうじるにほんご」は、日本語の発音や音読、スピーキングを練習するためのWebアプリです。

単に日本語の文章を読んだり聞いたりするだけではなく、実際に声に出して練習し、自分の発音やスピーキングを確認しながら学習を進められることを特徴としています。

企画提案書では、主な機能として次の内容が示されています。

  • 日本語の音読学習機能
  • 日本語の発音・スピーキング判定機能
  • リスニングから発音、音読判定までを含む学習カリキュラム
  • スマートフォンやタブレットなどから利用できるWebアプリ

学習カリキュラムは全61レッスン・147パートで構成され、教科書1冊分に相当する学習量を想定しています。

プロンテストの発音判定技術を活用

「つうじるにほんご」の発音・スピーキング判定には、株式会社プロンテストと産業技術総合研究所が

共同開発した技術を活用した「プロンテストエンジン」が搭載されています。

学習者が実際に日本語を声に出すことで、聞くだけ・読むだけではなく、発話を伴った日本語学習を行えるように設計されています。

日本語を知識として理解することに加え、実際のコミュニケーションで「通じる日本語」を身につけるための練習につなげることを目指しています。

対象となる方

企画提案書では、本実証の対象範囲をつくば市内の外国人市民としています。

また、実証時の案内対象として15歳以上の外国人市民が記載されています。

トライアル版に収録されている学習ストーリーについては高校生以上を想定し、日本語レベルはおおむねN5〜N4レベル向けとなります。

利用申込フォームでは、つくば市との関係や、個人・学校・団体・企業などの申込区分を入力します。

具体的な対象条件や利用可能期間については、申込時の案内をご確認ください。

スマートフォンやタブレットから学習できます

「つうじるにほんご」はWebアプリとして提供されるため、専用端末を用意する必要はありません。

インターネットに接続できるスマートフォンやタブレットなどから利用でき、自宅などでも日本語の音読・発音練習を行えます。

決められた授業時間だけではなく、自分の生活や学習ペースに合わせて日本語を声に出す機会を作れることも、今回の実証で確認していくポイントの一つです。

今回の実証の目的

今回の未来共創プロジェクトは、日本語学習アプリを提供するだけではなく、実際に利用した際の効果や課題を確認する「実証実験」です。

利用者へのアンケートなどを通じて、主に以下の項目を確認する計画が示されています。

  • アプリの利用頻度や利用場面
  • 利用による日本語レベルの変化
  • 日本語によるコミュニケーション機会の変化
  • アプリに対する評価
  • 今後の利用意向
  • アプリの改善が必要なポイント

実際の利用データや利用者からの意見をもとに、日本語学習ツールとしてどのような機能が必要なのかを検証していきます。

日本語学習を通じて多文化共生へ

今回の取り組みの目的は、日本語能力そのものを高めることだけではありません。

企画では、日本人市民と外国人市民が日本語を通じてコミュニケーションしやすい環境をつくり、互いの生活や文化を尊重できる多文化共生のまちづくりにつなげることが掲げられています。

外国人市民が生活の中で日本語を使いやすくなれば、学校、職場、地域活動、買い物、行政手続きなど、さまざまな場面でコミュニケーションの機会を増やすことができます。

プロンテストも、発音・スピーキング技術を通じて、学習者が「覚えた日本語」から「実際に通じる日本語」へ進むための環境づくりに取り組んでいきます。

実証スケジュール

企画提案書では、2026年度の実証について、2026年7月からトライアルを開始し、その後アンケートによる効果検証を行う計画が示されています。

つくば市公式サイトでは、事業全体の実施期間を2026年7月から2027年3月までとしています。つくば市公式サイト

利用できる期間などの具体的な条件については、申込後に届くライセンス証書または案内メールをご確認ください。

「つうじるにほんご」へのお申し込み方法

本実証への参加を希望される方は、以下の手順でお申し込みください。

  1. 「つうじるにほんご」利用申込・事前アンケートを開きます。
  2. 必要事項と利用前アンケートに回答します。
  3. 個人情報取扱い通知および特別利用条件を確認します。
  4. フォームを送信します。
  5. 登録したメールアドレスに届くライセンス証書または利用案内を確認します。

「つうじるにほんご」利用申込・事前アンケート
https://form.jotform.com/262031608551046

詳細情報

本プロジェクトの正式な実施内容については、つくば市公式サイトおよび公開されているカシオ計算機株式会社様の企画提案書をご確認ください。

つくば市「令和8年度未来共創プロジェクト」
https://www.city.tsukuba.lg.jp/shisei/torikumi/kagaku/1014795/29707.html

カシオ計算機株式会社様 企画提案書(PDF)
https://www.city.tsukuba.lg.jp/material/files/group/18/kikakuteiansyo_kashiokeisannki.pdf

プロンテストでは今後も、音声・発音評価技術を活用し、日本語を学ぶ方が実際のコミュニケーションで使える「通じる日本語」の習得を支援してまいります。

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