【11月9日開催】発音指導者養成講座・説明会

あなたの発音を見つめ直しませんか?

folder_openセミナーのご案内

みなさん、こんにちは。お元気ですか?

このたび、経産省の「働き方改革支援補助金」申請に、
カシオ計算機さんとコンソーシアムを組ませていただき、
「採択業者」に選定していただきました。

短い期間でご尽力くださったカシオ計算機さん、
ご参加表明くださいました各自治体、学校様にも
心から御礼を申し上げます。

皆様のお役に立てますよう、頑張りたいと思います!

ところで、
先週、5月の「発音ロジックセミナー」が終わりました。
受講のご希望者の方がとてもたくさんおられたのですが、
定員が少なくてごめんなさい。

おひとりおひとりに、きちんとご対応させていただきたく、
ご理解をいただけますよう、お願いいたします。

今回も、日本中、様々なところからご参加いただき、
ありがとうございました!

毎回、私のほうにもたくさんの学びがあるのですが、
今回は、特に[s]の音って難しい場合があるのだな、と
痛感した次第です。

そういえば、日本語だと「さしすせそ」をいうときに
それほど意識しないですね。

というか、日本語では子音と母音をそもそも意識せず、
ひとつの文字の中にその両方の音があることも
普通、考えたこともないですよね。

たとえば、「さ」の中に、[s] と[a]の2つの音がある
なんてことも考えないと思います。

その[s]の発音をするときに、舌の先が上の歯に近づいて
[th]の音になっても、「しゃ」に近くなっても、もともと
日本語は「子音」を強く長く発音しなくても、たいていは
通じるので、自分の[s]がどんな音なのか知らないものです。

以前もメルマガで書いたことがあるのですが、
名古屋にある大学の歴史の先生ですが、彼の場合は、
[s]の発音が完璧にthank you の[th]になっていて、
テレビでお話をされていたときに、大変興味深く
拝見させていただいた記憶があります。

(残念ながら、お話の内容は覚えていないのは、
たぶん私の職業病のせいだと思います)

日本語の発音について申し上げますと、
日本では、子どもたちに日本語の発音を教えませんが、
海外では母国語の発音は、かなり厳しく指導をします。

日本語で子どもの発音でも気にするのは、「ちゃちゅちょ」
ぐらいなのでしょうか。昔はそうでしたが。。

ちなみに、
「します」が「しまちゅ」になると、たぶん注意されますが、
「ち」を「つぃ」と発音するキャスターもいらっしゃるので
不思議な気がします。

さて、最初にお話していた[s]の音に戻りましょう。

この音は、日本語にもありますが、どうやって、
発音をしているのか、口の中を観察してみましょう。

まず、「すししょくにん」と言ってみてください。
以前も、お話したかもしれませんね。覚えていますか?
すしの「す」、すしの「し」、しょくにんの「しょ」の
3つの似たような発音がありますね。

それでは、舌の観察です。
す、し、しょ、のうち、どの発音のときに、舌の先が
一番、口の前の方、つまり「歯」に近づいていますか?

答えは「す」です。

「す」は[s]+[u]なので、[s]だけを取り出しますね。

[s]を長く息を出して伸ばしてみてください。
「すぅー」だと「うー」と伸ばしてしまうので、
お間違いなく。欲しいのは[s]だけです。
声を出さず、息だけ出してくださいね。

で、です。
舌ベロの先がどこにあるかおわかりですか?
そうです。 下の歯の付け根についていたら正解!
なんと、舌先が下の歯の付け根についているので、
舌ベロの先は下向きになっているのです。

しかも、舌ベロの両横は上の奥歯に接しています。

したがって、舌ベロの先を上の歯に近づけたり、
口の中で浮いていると、[ɵ](th)や [ʃ](sh)の音に
なってしまうのです。

問題は、自分では普段どのような発音をしているのか
気が付かないことです。

そこで、ひとりひとりの皆さんの口の中の状態を
聞かせていただき、舌の場所ひとつについても、
2ミリぐらいの幅で、どちらに動かせばよいのか、
どこがどうなっているのか、を説明していきます。

英語の音を見直すときに、実は、セミナーの中でも
日本語の発音をしていただいて、そこから解明する
ことも結構あるのです。

そうすると、なんとなく日本語でも普段から少し
聞き返されたりすることがあったり、ご自分でも
「あれれ」と思っていたりすることに、
思い当たられる場合もあるのです。

そして、
ご自身で英語の音にも客観的に向き合えることに
なるわけです。

音っておもしろいですね!

結局、皆さん、同じ口の中の構造をしているので、
音が違っていても、そう焦ることはありません。
正しく観察し、正しいロジックのとおりにすれば、
どんな「音のズレ」にも対応できるというわけです。

ネイティブの真似をするだけだったり、お手本の
通りに真似をすることは大事かもしれませんが、
ご自分の発音と向き合うことにはなりません。

そこまでご指摘させていただくことができるのは、
プロンテストのメソッドと、アプリの判定技術だけ。

6月のセミナーもご用意しています。
いまなら、少し残席があるかもしれません。

ぜひ、皆さんご参加くださいね!

では、またセミナーでお目にかかりましょう!

6月のセミナーは下記です。

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◆「発音クリニック(オンライン)」
日程:6月18日(火)& 25日(火)19:00~21:00 2回  計4時間
定員6名 
ひとりひとりの発音を具体的に直します◆
受講料:12,000円 (発音練習アプリ 1か月ライセンス含む)

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