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英語の発音の効果的な覚え方は?覚えるべき5つの発音ルールとおすすめアプリ

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英語の発音の覚え方

「発音の勉強が大切とは聞いたけれど、なかなか覚えられない」と悩んでいませんか?英語には日本語にない音がたくさんあるため、「難しいから後回しに……」と思ってしまうのも無理のないことかもしれません。

しかし、発音は英語学習すべての「基礎」に該当する、避けては通れない分野です。初心者のうちに発音を覚えておけば、今後の学習を手っ取り早く進められる他、しっかり「通じる英語」を習得できます。

そこで今回は、英語を学ぶにあたって覚えておきたい発音のルールと、効果的な発音の覚え方を紹介します。

英語の発音を覚える必要はある?

英語の発音を覚える必要はある?

そもそも、英語を習得するにあたって、発音を覚える必要はあるのでしょうか?

結論からお伝えすると、英語の発音やルールを覚えることはとても大切です。その理由について詳しくは後述しますが、発音は英語学習の「基礎」であり、発音を知らないままでは効果的に英語学習を進めることはできません。

また、ネイティブスピーカーに正しく「通じる英語」を身につけるという点でも、発音の知識は不可欠です。

ただし、「英語の発音を覚える」といっても、無理に頭ですべてのルールや規則を暗記する必要はありません。というのも、発音を無理に覚えようとするよりも、スポーツの素振りや型の練習のように「体で覚えること」の方がずっと大切だからです。

ここでは、英語の発音を学習することの必要性についてもう少し詳しくみていきましょう。

発音は英語学習の「基礎」である

まず押さえておきたいのが、「発音は英語学習の基礎である」ということです。

発音というと、なんとなく「上級者が最後の仕上げとして学ぶもの」「スピーキング練習と一緒に極めるもの」といったイメージがあるかもしれません。しかし、本来はできるだけ早い段階で「発音」を覚え、基礎をしっかり作っておくことがとても大切です。

あらゆるスポーツにおいて、体幹トレーニングや型の練習といった基礎づくりが大事なように、英語学習では発音の基礎トレーニングが今後のパフォーマンスを大きく左右します。

英語は日本語より「音」の数が多い

英語は、日本語と比較して「音」の数が圧倒的に多い言語です。日本人がデフォルトの状態で知っている音だけでは英語を正しく発音できないため、英語の発音を学び覚える必要があります。

各言語が有する音の数(母音+子音のモーラ)

  • 英語:約600個
  • 日本語:約70個

このように、日本語は母音と子音のどちらも数がかなり少ない言語です。英語の発音を学ばないままでは、正しく発音できないどころか、音を正しく聞き取ることすらできません。

ですから、英語を習得するためには、日本語にはない英語の「音」の作り方を覚えることが不可欠です。発音記号やルールを覚え、正しく認識できる音・正しく発音できる音を増やしましょう。

海外で求められる英語力は発音重視

英語の発音を覚えることが必須である理由の3つ目は、海外では「発音」が評価の基準になるからです。

日本で生活していると、「発音が間違っていても通じるから良いだろう」「発音が上手なより、語彙や文法の知識がある方が有利だ」と思ってしまいがちです。しかし、海外で評価される英語力は、私たちが想像する以上に「発音」重視です。

いくら語彙や文法の知識があっても、発音が良くないと「Huh?」と何度も聞き返されるばかりか、最悪の場合相手にすらしてもらえません。海外で通用する高い英語力を身につけ、外国人と英語でコミュニケーションを取るためには、「発音を覚えること」が欠かせません。

急ぎの人は発音クリニックで直接指導してもらう

プロンテストが出している学習アプリやその中の音声指導技術は、音声学をもとにしています。そのため、判定内容や指導内容にも学問的裏付けがあります。英会話スクールでは、発音記号を読めない・または読み方を知らない教員が指導している場合がほとんどです。

一方でプロンテストでは、大学の英米文学科などで指導される英語音声学に基づいて、発音記号一つ一つの読み方、調音器官(舌や歯など)の使い方を正確に指導する知見を持っています。

また、音声学はそのままだと初学者には難しいので、プロンテストは専門的な音声学の内容をわかりやすく噛み砕いて、すぐに身に着けられるような指導も行っております。

定期的に発音セミナーを開催していますので、発音に課題感を持つ方はぜひご参加ください。

英語を学ぶ上で覚えるべき5つの発音ルール

英語の発音のルール

ここまでで、英語の発音を覚えることの必要性についてお伝えしました。では、実際にどのような「発音ルール」を覚えたら良いのでしょうか?

英語を学ぶにあたって覚えるべき発音ルールを5つ紹介します。なお、本記事では5つの発音ルールについて、わかりやすく簡潔にまとめています。より詳しい解説は、こちらの記事で確認してみてください。

発音ルール①:発音記号(母音・子音)

覚えるべき発音ルールの1つ目は、「発音記号」です。言語の発音を表記した記号のことで、英語では“Phonetic Symbols”と呼ばれます。

すべての英単語は、一部の例外(音声変化が起こる場合)を除いて、すべてこの「発音記号」に則して音が出されています。

たとえば、英語には日本語より遙かに多い母音・子音があるので、英語初心者の場合、スペルを見ただけでは正しい発音を推測することはできません。しかし、発音記号を覚えていれば、「Apple」→[ˈæpl]、「bird」→[bˈəːrd]と記号を頼りに確実に正しく音を作れます。

発音記号は、基礎の基礎として初めに覚えるべき発音ルールです。

発音ルール②:フォニックス

フォニックスは、「スペル」と「発音」の間にある規則のことです。フォニックスのルールを覚えていると、初めて見た英単語の発音を推測できたり、初めて聞いた英単語のスペルを推測できたりするようになります。

リーディング力やリスニング力の基礎づくりに効果的であることから、英語圏の子ども達もフォニックスを学んでいます。発音記号の知識をインプットした上で、フォニックスも覚えておきましょう。

発音ルール③:音声変化

「音声変化」は、英単語が合わさって文章になったときに生じる音の変化のことです。たとえば、子音で終わっている単語に母音で始まる単語が続くと、「kind of」→ [kάɪnd(ə)v]と音がつながって発音されます。

このように、英語の文章を自然なスピードで話したときに起こる音の変化のことを「音声変化」といいます。リンキングやアシミュレーション、リダクションといった音声変化を覚えると、より滑らかで英語らしい発音に近づけます。

発音ルール④:アクセント

4つ目のルールは、「アクセント」です。英単語には、強く発音する音節と弱く発音する音節があり、「people[píːpl]」や「today[tʊdéɪ]」のように、発音記号で「’」がついているところにアクセントが置かれます。

アクセントの位置を正しく覚えていないと、ネイティブスピーカーには伝わりません。また、アクセントの位置によって単語の意味や品詞が変わることもあるため、正しいアクセントの位置を覚えることが大切です。

発音ルール⑤:イントネーション

5つ目のルールは、「イントネーション」です。簡単にいえば、声の上がり下がりのことで、上がり下がりを変化させることで、文の種類やニュアンス、感情などを表現することができます。

たとえば、「You like to swim.⤵」とすると「あなたは泳ぐことが好き。」という平叙文になるのに対して、「You like to swim?⤴」とすると「あなたは泳ぐことが好き?」という疑問文として機能します。

英語の発音のNGな覚え方

NGの英語の勉強方法

発音の効果的な覚え方をみていく前に、まずはNGな覚え方を3つお伝えします。これらは非効率的であるばかりか、正しくない発音が身についてしまうリスクさえ伴う覚え方なので注意しましょう。

カタカナの音で覚える

知らない英単語に出会った際、日本人は「プリンセス」「ケーキ」といった外来語をカタカナで表すように、ついカタカナの音に当てはめて覚えたくなると思います。

しかし、英語の発音を「カタカナ」の音で覚えるのは絶対にNGです。なぜなら、日本語にはない英語特有の音を、すべてカタカナで正確に表すことはできないからです。

たとえば、「集める」という意味の「collect」という英単語は、「コレクト」とカタカナを当てはめることができます。しかし、これでは「訂正する」を意味する「correct」と区別することができません。

正しくは、「collect[kəlékt]」「correct[kərékt]」と[l]と[r]の子音をしっかり区別して発音する必要があります。つまり、英語の発音は、カタカナに頼らず、発音記号で覚えることが大事です。

シャドーイングをして覚える

「シャドーイングをしていたら、自然に発音を覚えられそう」と思うかもしれませんが、こちらもNGです。シャドーイングは、音声を聞いてほぼかぶせるように声に出すというトレーニングです。

シャドーイングをしていると、英語をうまく発音できているように錯覚することがあります。「ボーカルアシスト」がある状態でカラオケを歌うようなイメージですね。実際には発音が正しくなくても気づかないのでおすすめできません。

さらに、間違って覚えた発音がそのまま定着してしまうこともあります。音読を通して発音を覚えたいのであれば、「ネイティブの音声を精聴」→「音読」と丁寧に取り組みましょう。

無理に頭で暗記する

ここまでで、「英語の発音を覚えるのは難しそう……」と感じた方も少なくないでしょう。そんな気持ちの中、無理やり頭で暗記しようとするとストレスや挫折の原因になります。

無理に頭で暗記しようとする必要はありません。以下で紹介している効果的な覚え方を参考に、楽しく「体」で覚えることを意識して取り組みましょう。

英語の発音の効果的な覚え方

効果的な英語の勉強方法

次に、効果的な英語の発音の覚え方を紹介します。「どうやって覚えたら良い?」と気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

発音練習に取り組む

まず、発音を頭で覚えるだけでなく、しっかり体得するには「発音練習」が効果的です。以下のステップを参考に、発音記号の音の作り方を練習し「体」で覚えましょう。

発音記号[r]を覚える場合

  • [r]を含む英単語の音声を聞く
  • 現時点での自分の発音を録音する
  • [r]を含む英単語を真似するように、発音する
  • 自分の発音の「英語らしさ」をチェックする

発音記号の知識をある程度身につけた上で、この発音練習に取り組むことで音の作り方を正確に覚えられます。当社提供のスピーキング練習アプリ『プロンテストシリーズ』では、これらの手順をすべてアプリ一つで完結できます。

また、プロンテストは定期的に発音セミナーを開催しています。発音に課題感を持つ方はぜひご参加ください。

ネイティブの音声を聞き、音読する

英語の音読は、正しい発音を英単語やフレーズ単位で覚える方法として有効です。音読をする際のポイントは、「お手本の音声をしっかり聞いてから、丁寧に音読すること」です。

早く読むことよりも、一つひとつの音を正しく発音することに集中して取り組みましょう。これにより、各音の作り方だけでなく、音声変化やアクセントの位置、抑揚なども自然と覚えられます。

できるだけたくさんの英語の音声に触れ、音読練習を通して正確な発音を自分の調音器官(唇・舌・歯)に染みこませましょう。

アプリを使って楽しく覚える

英語の発音を効果的に覚えるには、発音練習に特化したアプリを使って楽しく覚える方法がおすすめです。

プロンテストシリーズ』のように、発音練習レッスンを収録したアプリを活用することで、発音の覚え方がまだあまりよくわかっていない初心者でも、短期間で効率良く、身をもって正しい発音を覚えられます。

アプリを使った発音学習は、楽しいので継続しやすいですし、英会話スクールなどと比較して費用を大幅に抑えられるという点でも魅力的です。当社プロンテストのアプリを含め、発音を覚えるのに役立つアプリはこの後紹介します。

英語の発音を覚えるのに役立つおすすめアプリ

続いて、スマホで手軽に発音を学べるアプリを厳選して紹介します。

プロンテストシリーズ 発音特訓パック

プロンテストシリーズ 発音特訓パック

英語の発音を効率良く覚え「通じる英語」を身につけるには、当社プロンテストの『プロンテストシリーズ 発音特訓パック』がおすすめです。

本アプリでは、「Would you like to check the baggage?」「Yes, please.」といった簡単なフレーズを用いた会話練習を通して、英語の正しい発音を覚えられます。また、「発音判定機能」を搭載しているので、フィードバックを通して「どのくらい正しく音を作れているか」「どこをどう直せば、よりネイティブの発音に近づけるか」をしっかり把握できます。

「英語の発音を楽しく体で覚えたい」「初めて発音を学ぶから、どうやって進めれば良いかわからない……」などという初心者におすすめです。まずは「無料お試し」から、ぜひお気軽にお試しください。

料金プラン

  • 1ヶ月プラン:月額2,200円(税込)
  • 6ヶ月プラン:月額1,320円(税込)
  • 12ヶ月プラン:月額880円(税込)

公式サイト

プロンテストシリーズ プロンテスト・コール

プロンテスト・コール

一定の英語力があるにもかかわらず、発音や文法の苦手意識が抜けない方には、当社のスピーキング練習アプリ『プロンテストシリーズ プロンテスト・コール』がおすすめです。

喋り応えのあるフレーズを使った会話練習に取り組みながら、正しい発音と文法を体で自然に習得できます。また、すべての発音記号を収録しており、一つずつじっくり練習するのはもちろん、気になる音や苦手な音だけピックアップして練習できるのも本アプリの魅力の一つです。

「上級者向け発音練習アプリを探している」という方や、「これまでの学習法では、発音を覚えられなかった……」という方は、ぜひ『プロンテストシリーズ プロンテスト・コール』をお試しください。

料金プラン

  • 1ヶ月プラン:月額2,750円(税込)
  • 6ヶ月プラン:月額1,650円(税込)
  • 12ヶ月プラン:月額1,100円(税込)

公式サイト

OALD 9th edition

OALD 9th edition

英単語の正しい発音を覚えたいときや確認したいときには、『OALD 9th edition』がおすすめです。

こちらは、オックスフォード大学出版が提供する英英辞書アプリで、英単語の正しい発音を、アメリカ英語とイギリス英語の音声で確認できます。インターネット上の無料辞書サイトとは異なり、常に最新かつ正しい発音記号や音声、定義などを確認できるため、英語学習者ならぜひともスマホにインストールしておきたい辞書アプリです。

「英単語を正しい発音とセットで覚えたい」「英英辞書を一つ持っておきたい」という方におすすめです。

料金

  • 無料(App内課金あり)

公式サイト

英語の発音を覚えるときのポイント

英語の発音

最後に、英語の発音を覚えるときのポイントをお伝えします。「これから発音を覚えよう」という方は、ぜひ次の3つのポイントを押さえておきましょう。

まずは発音記号から一つずつ体系的に学ぶ

ここまででお伝えしたように、英語の発音にはさまざまなルールがあります。「何から覚えればいいの?」と迷ってしまうかもしれませんが、基礎中の基礎である「発音記号」から一つずつ、体系的に学ぶことが大切です。

発音記号を覚えたらフォニックス、次は音声変化……とステップを踏んで知識を増やしていきましょう。

スポーツのように体で覚える

スポーツのように「体」で覚えるイメージで、発音を覚えましょう。

発音のルールブックをひたすら読んで暗記しようとするより、ルールを理解した上で発音・音読練習に取り組んで体得することが理想です。苦手な音があれば、何度もレッスンに取り組み、発音の仕方を確認するといいでしょう。

後回しはNG!できるだけ早い段階で覚えておく

「まだ英単語もあまり知らないから」「発音を覚えられる自信がない……」などという理由で、発音学習を後回しにするのはやめましょう。

英語のリスニング学習やスピーキング学習の下準備として「発音」を覚えておくことで、今後の学習を手っ取り早く進められます。後から間違って定着した発音を直したり、「Huh?」と何度も聞き返されて辛い思いをしたりしないためにも、今すぐ取り組みましょう。

まとめ

英語の発音を覚えるのは難しそうと感じるかもしれません。しかし、発音のルールを押さえた上で「発音練習」に取り組むことで、楽しく無理なく体得することが可能です。

海外で通用する高い英語力を身につけるため、そしてこれからの英語学習をスムーズに進めるためにも、ぜひ今から英語の発音練習に取り組みましょう。

当社プロンテストは、英語の発音を楽しく覚えられるスピーキング練習アプリを『プロンテストシリーズ 発音特訓パック』『プロンテストシリーズ プロンテスト・コールを提供しています。「独学で効率よく発音を覚えたい」という方は、ぜひまずは無料お試しからご利用ください。

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