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英語を発音できないのはなぜ?その理由と正しく発音するための学習方法

folder_open英語学習で発音練習をする理由
英語の発音ができない

英語を勉強するにあたって、多くの日本人学習者が苦戦するのが「発音」です。英単語や英文法の知識がある程度身についているのにもかかわらず、「ネイティブのように発音できない」「発音が悪いからか、英語を話すと聞き返される」などと発音にコンプレックスを持っている方も少なくありません。

しかし、発音は英語の「基礎」に該当する重要な部であるため、避けて通ることはできません。そこで今回は、英語の発音学習の必要性と多くの日本人が英語を正しく発音できない理由と、おすすめの発音学習方法について解説します。

英語の発音学習の必要性

英語の発音学習の必要性

まず、「そもそもなぜ発音が大切なの?」と思っている方に向けて、英語の発音学習の必要性についてお伝えします。

発音の必要性を理解できているといないとでは、発音学習へのモチベーションに大きく差が出ます。効率良く学習を進めるためにも、まずは発音の必要性を理解しましょう。

英語を外国語として話す人が圧倒的に多い

世界には、英語を公用語として話す人(第二言語としての英語話者)よりも,

英語を外国語として話す人(第三言語としての英語話者)の方が圧倒的に多く存在します。つまり、実際には英語をネイティブのような綺麗な発音で話す人口はわずかで、残りは各国の母国語の音声の影響を受けた発音で英語を話しているということです。

そんな中、英語を使ってコミュニケーションを取るためには、お互いが“英語としての最低限の発音”で話すことが必要です。そのため、国際的なシーンで英語を使うことを想定すると、正しい発音を身につけることが非常に重要です。

特に、アジア人の話す英語は通じにくい傾向が強いため、しっかりと対策を取る必要があります。例えば、インド人の英語の発音には訛りがありますが、自分たちの発音が正しいという自信を持っています。そのため、日本人はインド人の英語を聞き取れないと、自分の英語力の自信を喪失してしまうことがあります。

ノンネイティブ話者同士のコミュニケーションでは、英語の発音に自信がある方が勝ちます。そのため、私たち日本人も英語の発音をしっかりと身につけて、自信をつけることが大切なのです。

さらに、グローバル化が進み今後は、第二言語としての英語話者・第三言語としての英語話者同士でコミュニケーションを取ることが多くなることが予想されます。「カタカナ英語でも通じるだろう」という考えは捨てて、正しい発音を身につける努力をしましょう。

海外で求められる英語能力は「発音」重視

「英語を話すのに発音はあまり関係ない」とか「発音が間違っていたり、日本語訛りだったりしても通じるだろう」などと思っていませんか?

確かに、日本で暮らしていると英語の発音をマスターすることよりも、英語の語彙を増やしたりリスニングできるようになったりすることに重きが置かれがちですよね。しかし、いざ海外に出てみると、海外で求められる英語能力は日本人が考えるよりはるかに「発音」重視なことがわかります。

例えば、アメリカやイギリスなどの英語圏では、英語の発音がその人の時給に暗黙的に影響します。通じる英語を話せれば、制限なくあらゆる仕事に従事できますが、英語を話せなければ就ける職は限られてしまう事態が起こるからです。

「海外で働きたい」「将来的に海外に出たい」という方はもちろんのこと、日本で暮らしている方も国内で優秀な外国人に打ち勝つために、英語の発音を勉強することがとても大切なのです。

発音は英語の「基礎」に該当する

発音は、英語学習の「基礎」に該当するとても重要な部分です。これまで英語の発音学習をまったくしてこなかった方からすると、あまりピンとこないかもしれませんね。しかし、実際のところは、発音がリスニングやスピーキング、ライティング、リーディングすべての技能に通じています。

発音の基礎が身についていなければ、リスニング練習や会話練習などをどれだけ行っても英語力は伸び悩んでしまいます。これは、そもそも日本語にない英語の音を聞き分けられていなかったり、音の作り方を理解していなかったりすることが原因です。そこで、「発音」というベースを最初に作っておくことで、4技能の学習をラクかつ効果的に進められるようになります。

ここでは、「英単語学習」を例にとってみましょう。発音の知識がないと、カタカナの音で英単語を覚えることになります。しかし、これだと“vest”と“best”はどちらも「ベスト」になってしまい、ネイティブには通じません。

発音の知識を活用して、初めから正しい音で英単語を覚えておけば、後からカタカナ英語を矯正する手間を省くことができ、聞き返されて落ち込んだりする必要もありません。このように、発音の基礎をしっかりと身につけておけば、よりラクかつ効率良く英語を話せるようになります。

英語を正しく発音できない理由

英語を正しく発音できない理由

ここまでで、英語の発音学習の必要性を理解していただけたと思います。そこで次に、多くの日本人が英語を正しく発音できていない理由について解説していきます。

英語は母音・子音の数が日本語より多いから

英語を正しく発音できない1つ目の理由は、英語は母音・子音の数が日本語より多いからです。平たくいえば、英語には日本語にはない音がたくさんあるということです。

例えば、日本語は「あ」の音の幅が広いので、「ありがとう」「あした」「あんず」などそれぞれ「あ」の音を区別して発音する必要はありません。しかし、英語の場合、同じ「あ」の母音でも、/a/、/ʌ/、/æ/、/ɑ/と細かく分かれます。そのため、英語では“apple”や“cup”など、単語ごとに特定の「あ」の音を出す必要があります。

実際のところ、英語には約600個の音があるのに対して、日本語には約70個の音しかありません。これこそが、英語の発音を学んでこなかった日本人が英語を正しく発音できない理由の1つです。

英語の音声を「カタカナ」で覚えているから

2つ目の理由は、英語の音声をカタカナで覚えてしまっているからです。英単語を覚える際、「best→ベスト」「right→ライト」などとカタカナに変換して覚えていると、通じる発音は身につきません。

日本人からすると、一見カタカナで英語を覚える方がラクなように思えるかもしれません。しかし、これだと英語を話したときに聞き返されることが増え、結果的に「正しい発音を学び直す」手間がかかってしまいます。

また、英語の音の中にはカタカナでは表すことができない音も多く存在しています。例えば、“My best vest(私の最高のベスト)”の“best”と“vest”はカタカナで表記するとどちらも「ベスト」ですが、英語での発音は大きく異なります。

英語を正しく発音するためには、文字やカタカナ読みにとらわれず、単語を正しい音で覚えることが重要です。

発音のルールを知らないから

英語を正しく発音できない理由の3つ目は、発音のルールを知らないからです。

英語には、音声変化やイントネーション、アクセントなど、さまざまな発音のルールが存在します。仮に、英語の音をすべて正しく発音できたとしても、これらのルールを知らなければネイティブのような発音で英語を話すことはできません。

ネイティブの発音に近づくためには、ネイティブが英語を話したときに起こる音声変化や、ネイティブのアクセント(強弱)・イントネーション(上がり下がり)の付け方などを学ぶ必要があります。

間違った発音で会話練習をしているから

4つ目の理由は、間違った発音で会話やスピーキングの練習に取り組んでいるからです。

英語の発音を勉強したことがない場合、間違った発音が身についてしまっている可能性が高いです。この状態で会話練習やスピーキング練習に励んでも、発音のクセが染みつくばかりで、いつまで経っても正しい発音で英語を話せるようにはなりません。

一般的に、「発音学習」は中上級者がスピーキング学習などと並行して取り組むものというイメージがあるかもしれません。しかし、実際には英語の勉強を始める際に真っ先に取り組むべきものです。

英語圏で生まれた子供ですら、英単語や英文法などを学ぶ前に「発音練習」に取り組みます。ネイティブだから発音が生まれつき良いということはなく、発音練習を通して正しい発音を身につけていくのです。

英語を正しい発音で話せるようになりたいのであれば、会話練習やスピーキング練習に取り組む前に、正しい発音を学び「土台」を作っておく必要があります。

英語を正しく発音するための基礎知識

英語の発音記号

続いて、英語を正しく発音するために必要な3つの基礎知識についてお伝えします。「発音をできるようになるための学習法」に取り組む前の下準備として、以下の知識を身につけましょう。

英語の母音・子音

発音の基礎知識の1つ目は、母音と子音の音に関する知識です。上でもお伝えしたように、英語には日本語にはない母音と子音が数多く存在しています。実際に、英語には約600個もの音(子音と母音を組み合わせたモーラ)があるのに対して、日本語には約70個しかありません。

そのため、まずは英語特有の音の種類と音の作り方を学び、音を正しく識別できるようになる必要があります。それぞれの音の作り方のロジックを理解して初めて、自分でも英語の音を正しく発音できるようになります。

英語の発音記号

発音記号も発音を習得する上で欠かせない基礎知識の1つです。発音記号とは、音素の発音を視覚的にわかりやすく表記した記号のことで、英語の正しい発音を理解するのに役立ちます。

それぞれの発音記号と音の作り方(ロジック)を覚えることで、日本人にとって言い分けが難しい音も正しく発音できるようになります。発音記号の知識が身についたら、フォニックス表を用いて発音記号と英単語の組み合わせパターンを覚えるとさらに効果的です。

英語の音声変化

基礎知識の3つ目は、英語の音声変化です。英語はナチュラルスピードで話されると、音と音がつながって発音されたり、音が変化して本来とは異なる音で発音されたりするなどの変化が起こります。

音声変化は、大きく分けて次の3つに大別されます。

  • 連結(リンキング):2つの音がつながって発音される
  • 同化(アシミレーション):2つの音がつながり、別の音に変化する
  • 脱落(リダクション):音が省略されて発音される

これらのルールを把握していないと、音素(母音・子音)単位での発音が正しくても、文章としての発音は不自然になってしまいます。

例えば、ネイティブが“This is an apple”という文を発音する際、それぞれの単語を一つひとつ分けて発音するより、“s”と“i”や“n”と“a”はつなげて発音した方がラクだからという理由でリンキングが起こります。

どのようなときにどの種類の音声変化が起こるのかを知っておくと、英語をより正しく発音できるようになります。ルールを理解したら、実際に音読をしてリンキングを練習してみましょう。

英語の発音をできるようになるための学習方法

英語の発音をできるようになるための学習方法

続いて、英語の発音をできるようになるための学習方法について紹介します。

ネイティブの英語の音声を静聴する

まず、お手本となるネイティブの英語の音声をじっくりと聞きましょう。下準備として学んだ発音の知識やロジック(音の出し方)などを意識しながら、一つひとつの音に集中して聞くことがポイントです。

ここではまだ、実際に声を出してシャドーイングをする必要はありません。英語の音を聞き取ることに集中しましょう。

自分の音声を録音・測定して、現在の状態を把握する

続いて、自分の現時点での発音を録音し、「どこが発音できていないのか」「どの音を学ぶ必要があるのか」を把握することが必要です。

自分の発音に自信がない状態で録音するのは、少し気が引けるかもしれません。しかし、現状を把握し改善する・学習後の発音と聞き比べるという目的があるとても大切なステップです。

この際、スマホのボイスレコーダーで録音するだけでも良いですが、自分で自分の発音を分析することはそう簡単ではありません。自分の現時点での発音をしっかりと分析・測定したいという場合は、「発音測定機能」が備わった英語学習アプリの活用をおすすめします。

当社プロンテストが提供する「プロンテストシリーズ 発音特訓パック」は、あなたの発音を評価することはもちろん、どこをどう直せば良いのか具体的なフィードバックを提示してくれます。

本アプリの詳細は、記事の最後で紹介しています。少しでも気になった方は目を通してみてくださいね。

発音練習に取り組む

続いて、練習したい音素を含む単語を使って発音練習に取り組みます。お手本の音声を参考になんとなく真似するのではなく、下準備として学んだ発音の基礎知識や口の形などを意識しながら1音ずつしっかり練習することがポイントです。

日本語では言い分けをしない英語の母音や、/r/・/l/などの日本語にはない子音を中心に身をもって音の作り方を理解できるまで繰り返し練習しましょう。

自分の音声を録音して聞き比べる

発音練習を終えたら、もう一度自分の音声を録音して練習前の音声と聞き比べてみましょう。カタカナ発音を脱却できているか、なめらかに発音できているかなどのポイントを中心に、「より英語らしく発音できるようになったか」を判定しましょう。

ただし、ネイティブの発音に近づけたからといって、発音練習をストップしてしまうのは危険です。というのも、発音練習をしないでいると正しい音を出すための口の動かし方を忘れてしまうからです。

発音習得は一朝一夕でできるものではありません。ここまでで紹介した学習方法を何度も繰り返し行うことを心がけましょう。

急ぎの人は発音クリニックで直接指導してもらう

プロンテストが出している学習アプリやその中の音声指導技術は、音声学をもとにしています。そのため、判定内容や指導内容にも学問的裏付けがあります。英会話スクールでは、発音記号を読めない・または読み方を知らない教員が指導している場合がほとんどです。

一方でプロンテストでは、大学の英米文学科などで指導される英語音声学に基づいて、発音記号一つ一つの読み方、調音器官(舌や歯など)の使い方を正確に指導する知見を持っています。

また、音声学はそのままだと初学者には難しいので、プロンテストは専門的な音声学の内容をわかりやすく噛み砕いて、すぐに身に着けられるような指導も行っております。

定期的に発音セミナーを開催していますので、発音に課題感を持つ方はぜひご参加ください。

発音練習には英語学習アプリの活用がおすすめ!

ここまで、発音の学習方法についてお伝えしました。中には、これまでにやったことがない学習方法ばかりで「自分一人でできるのかな?」とハードルが高く感じてしまった方もいるでしょう。

確かに、これらの発音学習をすべて自力で継続的に行うのは少々難しいかもしれません。そこでおすすめなのが、これらの発音学習に特化した「英語学習アプリ」を活用する方法です。

録音機能や発音測定機能、発音練習機能などの備わったアプリを活用すれば、学習の進め方がよく分からない初心者でも無理なく発音を身につけられます。ここでは、効果的に発音学習ができる当社のおすすめアプリを紹介します。

プロンテストシリーズ 発音特訓パック

プロンテスト 発音特訓パック

プロンテストシリーズ 発音特訓パック」は、音声学に基づいた正しい発音指導のもと会話練習ができるアプリです。日常生活で役立つ身近なフレーズや単語を用いて、正しい発音を身につけることができます。

音声学に基づいたプロンテストエンジンが搭載されている本アプリでは、音声認識では分析しきれない細かな部分まで発音を測定・分析することが可能です。アドバイスを通して、自分の発音をどう改善すればいいのかが明確に分かるので、確実に正確な発音に近づけます。

「自分一人では、正しく発音できているのかわからない」「自分の発音を測定してもらいたい」などという方にとてもおすすめのアプリです。

アプリは無料でお試しすることも可能ですので、ぜひ実際に使い心地をチェックしてみてくださいね。少しでも気になった方は、以下の公式ホームページよりアプリの詳細をご確認ください。

料金プラン

  • 1ヶ月プラン:月額2,200円(税込)
  • 6ヶ月プラン:月額1,320円(税込)
  • 12ヶ月プラン:月額880円(税込)

公式サイト

App Store

まとめ

今回は、「英語を正しく発音できない」とお悩みの方に向けて、発音学習の必要性や正しく発音できない理由、学習方法などを紹介しました。英語を正しく発音できないのは、英語の音と日本語の音には大きな違いがあるのにもかかわらず、「基礎」に該当する発音の知識が身についていないことが原因です。

まずは英語の発音学習の重要性を理解し、モチベーションが高まったところですぐに「基礎トレーニング」としての発音学習に取り組みましょう。英語を正しく発音できるようになることには、自信を持って英語を話せるようになるのはもちろん、他の技能も伸びやすくなるというメリットがあります。

当社プロンテストでは、音声学にもとづいた正しい指導で発音練習ができるアプリプラットフォームを提供しています。発音学習でお悩みの方や当社のスピーキング練習アプリに少しでも興味を持った方は、ぜひお気軽に当社までご相談ください。

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