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初心者がリスニングの勉強でやるべきことは?勉強法とおすすめ教材・アプリ

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リスニング初心者

「何から手をつければ良いかわからない……」というのは、英語初心者によくある悩みの一つです。特にリスニングに関しては、どのように学習を進めていけば英語を聞き取れるようになるのかどうか気になりますよね。

初心者が効果的にリスニング力を伸ばすには、できるだけ早い段階で発音練習のベースを作ることが大切です。なぜなら、英語の音を正しく発音できるようになれば、これまで聞き取れなかった音も聞き取れるようになるからです。

そこで今回は、初心者がまずやるべき4つのことと、英語リスニング勉強法を詳しくお伝えします。おすすめのリスニング教材・アプリも併せて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

初心者がまずやるべき4つのこと

リスニングの勉強

リスニングを伸ばしたい英語初心者が、まずやるべきことを4つ紹介します。ちなみに、ここからは初心者を「英語の基礎知識(中学レベルの文法や語彙)が定着しておらず、聞き取り・会話がほとんどできない人」と定義して話を進めていきます。

発音練習でリスニングの「土台」を作る

英語初心者のよくある悩みの一つが「何から始めれば良いかわからない」というものです。よくわからないままあらゆる英語学習法に手を出してしまい、どれも中途半端なまま挫折してしまうというケースも少なくありません。

英語初心者がまず優先してやるべきことは、「発音練習」です。これを知っておけば、迷わずにリスニング学習のスタートを切れますし、最も効果的に学習を進めることができます。

発音練習は、リスニング学習やスピーキング学習に先立って取り組むべき基礎トレーニングです。発音練習を通して、「ネイティブスピーカーがどのように音を出しているのか」を理解することで、正しい発音が身につくことはもちろん、英語の音声を正しく聞き取れるようになります。

反対に、いつまでも発音練習をしないままでは、リスニング学習やスピーキング学習に取り組んでも、英語力は伸び悩んでしまいます。スポーツにおいて基礎体力づくりが欠かせないように、英語学習では「発音練習」というベースづくりが非常に大切です。

中学英語を学び直す

日常英会話を聞き取れるようになるには、中学レベルの基礎的な語彙・英文法の知識が不可欠です。逆に、日常英会話程度の英文を聞き取れるようになりたいのであれば、それ以上難しい知識は必要ありません。

「中学英語が身についているかどうか不安」と感じるのであれば、まずは中学レベルの語彙・英文法を学び直すところからスタートしてみましょう。上で紹介した発音練習のベースと中学レベルの基礎知識があれば、日常会話レベルの英語であれば十分に聞き取れるようになります。

具体的な目標を設定する

リスニングを効率的に上達させるには、英語学習における具体的な目標を設定することが重要です。というのも、自分のゴールを明確にしておくと、それを達成するまでに何をすれば良いのかがわかりやすくなるからです。

また、漠然と「英語を聞き取れるようになりたい」と思ってリスニング学習に取り組むよりも、「大好きな海外アーティストのインタビューを字幕なしで理解できるようになりたい」など具体的な目標があった方が、英語学習に対するモチベーションを高く保ちやすいですよ。

効果がない勉強法を知る

効果がない勉強法を知ることも大切な下準備の一つです。というのも、「なんとなく効果がありそうだから」と間違った勉強法に取り組んでしまうと、時間をムダにしてしまうばかりか、悪い発音のクセがどんどん定着してしまうなど悪影響を及ぼすからです。

たとえば、「聞き流し」と「シャドーイング」は効果のないリスニング勉強法の一例です。

英語の音声を集中せずにただ聞くだけでリスニング力が伸びることはありません。

また、シャドーイングは、お手本の音声を“影”のように追いかけるというリスニング学習法です。こちらに関しても、英語の音を追いかけることに意識が向いてしまい、肝心の発音と意味取りが二の次になってしまうことから、おすすめできない学習法です。

このように、一般的には良いとされている勉強法の中には、効果が薄かったり有害だったりするものも存在します。時間をムダにしないためにも、効果がない勉強法を知っておくと良いでしょう。

初心者のための英語リスニング勉強法

初心者のための英語リスニング勉強法

次に、「リスニングの勉強方法がよくわからない」という初心者に向けて、効果的なリスニング勉強法を紹介していきます。

前提として、英語のリスニングを上達させるには「聞き取り能力」と「意味取り能力」の2つの能力を鍛え上げる必要があります。

  • 聞き取り能力:英語の「音」を聞き取る能力のこと
  • 意味取り能力:聞き取った英語の音の「意味」を素早くかつ正確に理解する能力のこと

ここでは、初心者が取り組むべきリスニング学習法を、これら2つの能力別に紹介します。

リスニング勉強法:聞き取り能力編

リスニングを向上するには、十分な語彙や文法知識が備わっているか以前に、「音」を聞き取れるようになる必要があります。聞き取り能力の向上に効果的なリスニング学習法を紹介しましょう。

発音ルール・ロジックを学ぶ

まず、リスニングの聞き取り能力を鍛えるには、発音記号をはじめとした発音ルールとロジック(音の作り方)を学ぶ必要があります。なぜなら、英語は日本語よりも530個以上多い音を有しており、日本人の私たちはそのままの状態では正しく聞き取ることができないからです。

たとえば、「food」と「hood 」はカタカナだとどちらも「フード」と表現されますよね。しかし、英語だと前者は[f]、そして後者は[h]とそれぞれ最初の子音の発音が異なります。[f]と[h]の音を正しく聞き分けるためには、それぞれの音がどのように作られているのかを理解し、実際に発音できるようになる必要があるのです。

一般的に、「発音できない音は、聞き取ることもできない」といわれていることからわかるように、英語の音を聞き取れるようになるには、発音を学ぶことが不可欠です。ですので、初心者はできるだけ早いうちに、英語の発音ルールやロジックを学び、リスニングの基礎を作っておきましょう。

英語の発音ルールについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてチェックしてみてください。

発音練習に取り組む

発音記号や音声変化などの基礎知識を押さえたら、次に発音練習を行います。音の作り方を実際に練習しながら習得していきましょう。

これまで聞き取れていなかった音がどのように作られているのかを認識することで、英語の聞き取り能力が飛躍的に向上します。

なお、一人で発音練習に取り組むにあたっては、「練習しても自分の音の作り方が正しいかどうか」「間違っている発音や直し方を誰かに教えて欲しい」などといった悩みが浮上するでしょう。そこでおすすめなのが、発音判定機能を搭載した当社の「プロンテストシリーズ」です。

本シリーズのアプリは「どこの発音が間違っているのか」「どうやって音を作れば良いのか」などを明確に教えてくれるので、独学でもスムーズに発音練習を行えます。アプリの詳しい情報については、後半で紹介します。

音声を丁寧に聞いた後、音読練習を行う

発音練習を終える頃には、英語の音声をある程度聞き取れるようになっているはずです。そこで次に、ネイティブスピーカーの音声をお手本として、音読練習に取り組んでみましょう。

まず、ネイティブスピーカーの音声を字幕なしでリスニングします。理解できない箇所があった場合は、英語のスクリプトを確認して内容をイメージとして理解しましょう。そして再び、英語の音声とイメージを紐付けることを意識しながら、繰り返し丁寧に音声を聴きます。

音声のイメージを完璧に理解できたら、次はお手本の音声を真似するようにして音読してみましょう。発音練習で習得した音の作り方を意識しながら、一つひとつの音を正確に発音することが理想です。

上述したように、「自分が正しく発音できる音」というのは「自分が正しく聞き取れる音」でもあります。ネイティブスピーカーと同じような発音で音読することに意識を集中させて取り組みましょう。

リスニング勉強法:意味取り能力編

英語の音を聞き取れるようになったら、次の目標は「聞き取った音の意味を瞬時に理解できるようになること」です。実際の英会話では、ネイティブスピーカーはあなたが理解できるまで待ってくれません。「意味取り能力」を鍛え上げて、リスニングのさらなる上達を目指しましょう。

語彙を強化する

十分な聞き取り能力が身についていても、語彙の知識があまりにも不足していては音と単語を紐付けることはできません。そこで、冒頭でお伝えしたように、まずは中学レベルの基礎英単語をマスターすることを目標に語彙を強化していきましょう。

語彙を強化するときのポイントとしては、「日本語訳とセットで英単語を暗記しないこと」です。受験英語のように英単語をただ機械的に暗記するだけでは、リスニング力の向上には直結しません。リスニングしたときに瞬時に理解できるようになるには、日本語を介さずに、英単語を視覚的イメージのまま覚えることが大切です。

具体的には、海外ドラマや絵本などを活用して、状況やイメージとセットで英単語の意味を覚えると効果的です。

基礎文法を徹底的に学ぶ

耳にした音声全体の意味をしっかり掴むためには、英文法の知識も欠かせません。英文法に関しても、語彙と同様に中学レベルでひとまず十分です。

『English Grammar in Use』など、英文法が英語で解説された参考書を手に取って、日本語を介さずに英語のまま英文法を理解することがポイントです。次から次へと話されるネイティブスピーカーの会話についていくには、日本語に変換せず、英語のまま理解する必要があるからです。

また、英文法事項をただ機械的に覚えるのではなく、実際に使えるレベルになるまで何度も学習することも大切なポイントの一つです。英語の音声を聞いて瞬時に理解できるように、中学レベルの基礎文法を徹底的に学び直しましょう。

ディクテーションをする

ディクテーションとは、英語の音声を聞こえたままに文字に書き起こすリスニング学習法のことです。耳にした音声を書き取るためには、当然ながら英語の音声を集中して聴く必要がありますよね。

そのため、英語の聞き取り能力はもちろん、英語の意味取り能力を鍛え上げるのに効果的です。英文を聞き取れるまで何度も繰り返し聞くことで、英文の意味もしっかり理解できるようになります。

また、ディクテーションは、自分が聞き取れていない箇所が明確にわかるため、自分の弱点や意味を取れていない理由を把握できるというメリットもあります。

初心者におすすめの英語リスニング教材・参考書

次に、ここまでで紹介したリスニング勉強で役立つ英語リスニング教材・参考書を紹介しましょう。初心者でも無理なく手に取れるものを選んでいるので、ぜひ参考にしてください。

初心者向け!英語リスニング教材の選び方

おすすめのリスニング教材を紹介する前に、初心者が教材を選ぶときのポイントをお伝えします。次のポイントを押さえておくと、教材選びの失敗を減らせます。

  • 日本語訳の付いていない(オールイングリッシュ)教材を選ぶ
  • 読んで8割以上理解できる教材を選ぶ
  • CDとスクリプトがついている教材を選ぶ

まず、リスニング教材を選ぶなら、日本語訳がついていない全編英語のものがおすすめです。というのも、日本語訳や日本語の解説文が載っている参考書を使ってしまうと、英語を日本語に一度直してから理解するクセがついてしまうからです。

効果的にリスニングを向上させるには、英語の音や文字をそのままイメージに変換する練習が欠かせません。

また、教材のレベル感としては、英文を読んで8割以上理解できる程度が理想的です。というのも、読んで理解できない英文を聞き取ることはできないからです。

初心者の場合は、簡単な英文が網羅されたリスニング教材を選びましょう。

最後に、CDと音声スクリプトがついている教材を選ぶことで、リスニング学習がよりはかどります。リスニング練習では、英語の音声を「聞く」練習が欠かせません。付属CDやダウンロード可能な音声データがあるかどうかを確認しておくと安心です。

Real Listening & Speaking

Real Listening & Speaking

『Real Listening & Speaking』は、ケンブリッジ大学出版による英会話教材です。書籍タイトルのとおり、実践的なリスニングとスピーキング学習に特化した内容になっており、英会話に自信をつけたい大人におすすめの一冊です。

なお、本教材は4つのレベルに分かれており、初心者はまず『Real Listening & Speaking 1』から手に取ってみましょう。「基礎レベルから徐々にリスニング力を鍛え上げたい!」という方はぜひ活用してみてください。

公式サイト

English Grammar in Use

English Grammar in Use

『English Grammar in Use』は、世界中の英語学習者が愛用するベストセラー実用英文法書です。コミュニケーションにそのまま使える例文とわかりやすい解説と共に英文法を学習できる一冊となっています。

付属のCDには、ネイティブによるお手本音声が収録されています。CDは、正しい発音を確認するなど、リスニング学習にも役立てることが可能です。リスニングに必要な実践的な文法知識を身につけたい方や、リスニングと同時に文法もマスターしたい方におすすめです。

公式サイト

初心者におすすめの英語リスニングアプリ

もっと手軽に、そして効果的にリスニングを学びたい初心者には、英語リスニングアプリの活用がおすすめです。ここでは、初心者におすすめの英語リスニングアプリを紹介します。

初心者向け!英語リスニングアプリの選び方

まず、初心者が英語リスニングアプリを選ぶときのポイントを確認しておきましょう。

  • 予算に収まるアプリを選ぶ
  • 初心者向けの学習コンテンツが充実したアプリを選ぶ
  • 発音練習をする場合は、「発音判定機能」がついたアプリを選ぶ

英語アプリは、大きく分けて無料アプリと有料アプリに分かれます。有料アプリの方が必ずしも優れているとは限りませんが、有料アプリには「広告表示がない」「学習に役立つ機能を制限なく利用できる」などのメリットがあります。自分の予算と照らし合わせながら料金に納得できるアプリを選びましょう。

また、一口に英語リスニングアプリといってもレベル感はさまざまです。初心者向けのコンテンツが充実しているかどうか、必ず確認しておきましょう。なお、アプリを使って発音練習をする場合は、「発音判定機能」がついたアプリがおすすめです。自分の発音をチェックすることはもちろん、直し方まで徹底的に指導してくれるため、効果的に発音練習に取り組めます。

プロンテストシリーズ 発音特訓パック

プロンテストシリーズ 発音特訓パック

プロンテストシリーズ 発音特訓パック』は、当社プロンテストが開発したスピーキング練習アプリです。「どこをどのように直せば良いのか」を具体的にアドバイスできる発音判定機能を搭載しています。

このアプリ一つで、すべての発音記号の発音練習に取り組めます。発音練習といっても、日常会話フレーズを使って会話練習に取り組むだけで、発音を判定・指導してくれるため、「発音練習ってどうやるの?」と不安な初心者でも無理なく取り組んでいただけます。

アプリは無料でお試しも可能ですので、少しでも気になった方はぜひこちらの公式サイトをチェックしてみてください。

料金プラン

  • 1ヶ月プラン:月額2,200円(税込)
  • 6ヶ月プラン:月額1,320円(税込)
  • 12ヶ月プラン:月額880円(税込)

公式サイト

App Store

VOA Learning English

VOA Learning English

『VOA Learning English』は、アメリカの国営ラジオ局が英語学習者向けに提供している英語学習アプリです。世界のニュースや教育、アメリカの歴史・文化など、幅広いジャンルに渡る音声や動画が毎日更新されており、アメリカ英語のリスニング教材として最適です。

簡単な表現が使われているのはもちろん、「Beginning Level」「Intermediate Level」「Advanced Level」にレベル分けされているので、初心者でも無理なく学習を進めることが可能です。

公式サイト

急ぎの人は発音クリニックで直接指導してもらう

プロンテストが出している学習アプリやその中の音声指導技術は、音声学をもとにしています。そのため、判定内容や指導内容にも学問的裏付けがあります。英会話スクールでは、発音記号を読めない・または読み方を知らない教員が指導している場合がほとんどです。

一方でプロンテストでは、大学の英米文学科などで指導される英語音声学に基づいて、発音記号一つ一つの読み方、調音器官(舌や歯など)の使い方を正確に指導する知見を持っています。

また、音声学はそのままだと初学者には難しいので、プロンテストは専門的な音声学の内容をわかりやすく噛み砕いて、すぐに身に着けられるような指導も行っております。

定期的に発音セミナーを開催していますので、発音に課題感を持つ方はぜひご参加ください。

まとめ

初心者が効果的にリスニング力を伸ばすには、まず発音練習でリスニングに通じる「土台」を作ることが大切です。というのも、自分が正しく発音できない音は、聞き取ることもできないからです。

英語学習のベースを作るため、そして聞き取れる音を増やしてリスニング力を向上させるためにも、今回お伝えしたことを参考に、まずは発音練習から取り組んでみてください。

当社プロンテストは、通じる英語をラクに楽しく身につける学習アプリ「プロンテストシリーズ」を提供しています。「どうしても英語が聞き取れない……」「そもそも、何から手を付けたら良いかわからない」などとお悩みの初心者の方は、ぜひプロンテストシリーズのアプリを活用して、効果的に発音とリスニング力を向上させましょう。

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